「宍粟市」波賀森林鉄道の復活へ、フォレストステーション波賀に機関車周回コースが完成

波賀町（宍粟市）で木材輸送の歴史を刻んだ波賀森林鉄道が、地元の地域づくり団体「波賀元気づくりネットワーク協議会」による熱い支援と協力のもと、新たな一歩を踏み出しました。

8月26日、波賀森林鉄道の復活に向けて機関車の周回コースが完成し、フォレストステーション波賀で行われた完成イベントが盛大に催されました。

波賀森林鉄道は、大正から昭和にかけて波賀町で重要な役割を果たし、木材輸送に欠かせない存在でしたが、長らくの間にその活動は休止状態となっていました。

しかし、地域づくりへの情熱と歴史への敬意から、波賀元気づくりネットワーク協議会はこの貴重な遺産を再び蘇らせるべく、機関車の周回コースを整備し、復活プロジェクトを進行。

イベントのハイライトは、周回コースに残された10メートルのレールを子どもたち約30人が協力してつなぎ合わせた瞬間。

約150キロのレール2本が枕木の上に置かれ、犬釘を打ち込んでしっかりと固定された後、砕石が敷き詰められ、周回コースが完成し、機関車の試運転も行われました。

波賀森林鉄道の復活は、地域の歴史と文化を称える素晴らしい試みで、フォレストステーション波賀を訪れる人々に新たな魅力を提供するでしょう。

このプロジェクトは、地域づくりへの情熱と協力の力を示すものであり、波賀町にとって誇りある一歩となりました。

画像：©宍粟市