私たちの食卓に欠かせないお米。そのお米を丹精込めて育ててくれる米農家の皆さんには、後継者不足、気候変動、コスト高、そして市場の変化といった様々な課題が長年横たわっています。
2025年5月現在登録者数500万人を擁する、兵庫県市川町出身のYoutuberのヒカルさんも、自身の実家が農家としてお米を作っていたという背景を持っています。
幼い頃から実家の米で育ったというヒカルさんにとって、米農家の現状は決して他人事ではありませんでした。
4月16日に自身のYoutubeチャンネルでは「あり得ない闇…このままだと日本が崩壊します」と題した動画を公開、米問題を少しでも解決できればと実家のある兵庫県市川町へ。
実家の記憶、そして改めて知る米農家の苦悩
「実家も米を作っていたんです。だから、米に対する思い入れは人一倍強いんです」。ヒカルさんはそう語ります。
自身のルーツである米作り。しかし、改めて米農家の現状を調査する中で、想像以上に多くの課題があることを知ったのだとか。
長年続いてきた減反政策の廃止による米余りの懸念、そして近年に起こった「令和の米騒動」による米不足と価格高騰。
安定しない収入、高齢化による担い手不足、自然との厳しい戦い。ヒカルさんは、「現状では作るだけで赤字の米農家に儲かってほしいと」米の買取価格について行動をとります。
米問題解決への熱い想いと具体的な行動
「何とか米農家の皆さんの力になりたい。少しでもこの問題を解決する一助になれば」。ヒカルさんの心には、故郷の米農家を応援したいという強い想いが湧き上がりました。
そして、その想いを形にするため、ヒカルさんは具体的な行動を起こします。
自身の出身地である兵庫県市川町とタッグを組み、地元の米農家から高単価でお米をまとめて仕入れるサブスクリプションビジネスを発表。
この取り組みは、単に経済的な支援に留まりません。
ヒカルさんの持つ巨大な影響力を通じて、多くの人々に国産米の価値や米農家の現状を知ってもらうきっかけとなることが期待されます。
未来への光を灯すヒカルさんの挑戦
ヒカルさんのこの挑戦は、厳しい状況に置かれた米農家にとって、ひとつの光となるかもしれません。
自身のルーツを大切にし、行動力と影響力を持つヒカルさんが、どのように米問題の解決に貢献していくのか。その動向に、多くの期待と注目が集まっています。
私たち消費者も、地元の米を選ぶこと、そして米農家の方々の努力に感謝することで、この温かい繋がりに参加できるのではないでしょうか。
ヒカルさんの挑戦は始まったばかり。Youtubeチャンネルでは続報も配信。
「元気だ米」と名付けられたプロジェクトは2025年秋よりサービス開始予定となっています。
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「故郷の米農家を救え。Youtuberヒカル、新事業を開始。 市川町への熱い想いを胸に、米問題に挑む」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。