兵庫県神河町の初夏の風物詩、新野(にいの)の水車。
田植えシーズンを控えた2026年4月19日(日)、地域の方々の手によって、今年も用水路に水車が設置されました。
※トップ画像:©神河町
江戸時代から続く「現役」の誇り
新野の水車の歴史は古く、なんと元禄6年(1693年)以前から存在していたと言われています。
単なる観賞用ではなく、今もなお田んぼに水を送り届ける「揚水用」の現役バリバリの水車です。
全国的にも珍しい竹枠式の木造水車が、ゆったりと回りながら水を汲み上げる姿は、まさに守るべき日本の原風景そのものです。
地域の手で守り抜く「11基」の風景
一時期は3基まで減少してしまった水車ですが、2007年に地域住民による「新野水車の会」が発足。村おこしのために8基を復活させ、現在は計11基が1.5kmにわたって点在しています。
今回も、クレーンを使いながら地域の方々が協力して設置。
「ギィーギィー」
と木が擦れる独特の音が響き始めると、新野に本格的な農繁期が訪れたことを実感します。

散策にぴったりの「水車の郷」
水車の周辺は散策道として整備されており、これからの季節は水路に咲く白い可憐な花「梅花藻(バイカモ)」との共演も楽しめます。
「便利さ」が優先される現代において、手間暇かけて水車を維持し、次世代へ繋ごうとする地域の方々の情熱には頭が下がります。この美しい音と風景を、ぜひ現地で体感してみてください。
【新野の水車 アクセス・詳細】
- 場所: JR播但線「新野駅」からすぐ(兵庫県神崎郡神河町新野)
- 見どころ: 直径約3mの迫力ある11基の水車、清流の梅花藻
- お問い合わせ: 神河町観光協会(0790-34-1001)










































