Google Search Console(サーチコンソール)画面から「Search Console Insights(サーチコンソール インサイツ)」にアクセスが可能になりました。
2020年8月頃に一部ユーザー向けにテスト版が公開されていた「Search Console Insights」ですがGoogle Search Consoleが利用できるユーザー(サイトと連携済み)であればどなたでも利用することができます。
なんのこと?という方向けにざっくりまとめると
Google サーチコンソール(通称:サチコ)に現れた案内表示
2021年6月も半ばを過ぎたころ、サーチコンソールアクセスすると「新しいコンテンツのパフォーマンスを確認できます SEARCH CONSOLE INSIGHTS」という見慣れない表示。
Search Console Insights とは
従来であれば、WEBサイトのコンテンツの改善に必要なデータのひとつとして、流入キーワードをサーチコンソールの「検索結果のパフォーマンス」で確認を行い、GA(Google Analytics※アナリティクス)でサイトへのアクセス経路や参照リンク(リファラー)を調べるというパターンでしたが、操作には若干知識が必要なこともあり、使い方が分からない、という方も多かったのではないでしょうか。
Search Console InsightsではサーチコンソールとGAを連携させ、視覚的に表示させることで特に専門知識が無くても「どんなキーワードで検索されているか」「検索の平均順位」「閲覧時間の多い記事」「SNSからの流入数」といったことを容易に確認することができます。
Googleによると「コンテンツ クリエイターとパブリッシャー向けの新しいエクスペリエンスです。オーディエンスが自サイトのコンテンツをどのように見つけ、何に興味を引かれるのかを把握するのに役立ちます。」とのこと。
Search Console Insights で確認できること
- 最高のパフォーマンスを示しているコンテンツは何か?
- 新しいコンテンツのパフォーマンスはどうか?
- 自分のコンテンツはウェブでどのように発見されるのか?
- 自分のコンテンツにユーザーがアクセスする際、Google で何を検索したのか?
- 自分のウェブサイトとコンテンツをユーザーに紹介しているのは、どの記事か?
Search Console Insights を試してみた
Gooogleアカウント(xxx@gmail.com 等)でログインしていない場合はログイン画面になりますが、サーチコンソール、また「検索結果のGoogle Search Console」機能からアクセスが可能です。また直接リンクからもOK。
いくつかのサイトを管理していますが「表示対象となるデータは過去28日間」は共通ですが、サイト規模やアナリティクスとの連携状況によって表示されるデータは異なります。
サイトによって異なる表示されるデータ
サイト情報 | 表示内容 |
サイト1(運営3年 GA連携あり 月10万人以上~) | ・全期間のページビュー ・サイトの概要(グラフ) ・新しいコンテンツ(過去 28 日間のものです。コンテンツが表示されるまで約 1 時間かかる場合あり) ・最も人気のコンテンツ(過去 28 日間のページビュー別) ・訪問者のアクセス元のチャネル ・Google でのサイトへのアクセス経路 ・サイトにリンクしているウェブ上のページ ・ソーシャル メディアからのサイトへのアクセス経路 |
サイト2(運営2年 GA連携なし 月1000人未満) | ・サイトの概要(クリック数 検索ワード) |
サイト3(運営1年 GA連携なし 月100人未満) | ・表示データなし |
サイト4(運営2年 GA4連携あり 月1000人未満) | ・サイトの概要(クリック数 検索ワード) |
サイト5(運営3年 GA連携あり 月5000人~) | ・全期間のページビュー ・サイトの概要(グラフ) ・新しいコンテンツ(過去 28 日間のものです。コンテンツが表示されるまで約 1 時間かかる場合あり) ・最も人気のコンテンツ(過去 28 日間のページビュー別) ・訪問者のアクセス元のチャネル ・Google でのサイトへのアクセス経路 ・サイトにリンクしているウェブ上のページ ・ソーシャル メディアからのサイトへのアクセス経路 |
Search Console Insightsを利用するにはアナリティクスとの連携が必須
全期間のページビューが表示されるにはサイト開設(サーチコンソールとの連携)から一定期間以上あり、かつサーチコンソールとアナリティクス(GA)と連携が完了しているサイトで全期間のページビューの表示と過去28日間の推移グラフが確認できました。
サーチコンソールとアナリティクス(GA)の連携ができている場合
※とあるサイトデータ
サーチコンソールとアナリティクス(GA)を連携していない場合
ちょっとデータ量がさびしい。
さらにデータ量が少ないサイトの場合
まとめ
2021年6月現在、新しいアナリティクスGA4には対応していませんが、サーチコンソールとアナリティクス(GA)を連携しているサイトであれば容易に利用ができる「Search Console Insights」。
慣れないとちょっと操作や画面の見方が難しい、サーチコンソールとアナリティクス(GA)と違い、手軽にサイトの「人気記事」や「検索キーワード」「流入経路(どこからアクセス)」しているかということを確認することができます。
普段サイト分析は他者業者に任せている、自分のサイトがどうなっているかわからない、という方にはサイト分析の基本ツールとして利用できるは良い点。
すでにサーチコンソールとアナリティクス(GA)で分析を行っているユーザーにとっては表示されるデータの種類や期間が限定されていることもあり、利用すること少ないかと思われますが現時点ではBETA版。今後あらたな仕様になることも考えられます。
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