
サイト(ホームページ)を運営していると、自社のホームページがどう検索されるのか、特定の記事が思ったような検索順位にいるのか、検索結果画面はどのように見えているのか客観的に確認するため、自社サイトを検索するケースが多々あります。
今回はEC出店者、EC利用者への注意喚起の話題「SEOポイズニング」。検索結果を利用して毒を盛る、ってやつです。
SEOポイズニングとは
GoogleやYahoo! といった検索エンジンの検索結果に不正なソフトウェアやスクリプトが仕込まれた悪質なWebサイトが上位に表示されるようにすることで、誘導、フィッシング詐欺、マルウェア感染を起こさせるケースがあります。


詐欺サイト、襲来
当サイトの場合「いいものタウン」で検索すると自社サイト(iimono.town)が当然1位になるとして、次いでの順位はYOUTUBE、FACEBOOK、グーペ、Yahooショッピング、インスタが入れ替わり立ち代わり、といった具合。

さて、ここからが本題。
通常よほど執着でもしないかぎり、検索結果の2ページ目、3ページ目・・・・と見ていくことは少ないはず。(上位検索結果に検索ワードに応えるページが結果として表示されるため)
なのですが。
見知らぬ、表題(タイトル)
そのまま検索ページを進めていくとなにやら覚えのないページがヒットします。
確かに当社ではYahooショッピングを中心に特産品を含め、家電、OAサプライ品の販売を行っているのですが。検索結果に出てくるサイトに「出品はした覚えなし」
なんということでしょう。

「いいものタウン」は商標登録しているものなので当社を騙っての販売は違法なんだけど。
つながらない、サイト
気になるのでどんなサイトなのかチェックしてみることにします。(通常はアクセスしてはダメ。マルウェアに感染の危険があります)
はい、次
からのー感染サイト。
報告、逃げ出した後
Googleの検索結果のことなのでGoogleに直接申請するのが一番早いかもしれません。
法的な理由でコンテンツを報告する
法律に違反している、またはお客様の権利を侵害していると思われるコンテンツを Google サービスで見つけた場合は、Google にお知らせください。Google ではそのコンテンツを審査にかけ、コンテンツへのアクセスをブロック、制限、または削除するかどうかを検討します。フィッシング、暴力、露骨な表現を含むコンテンツも、Google のサービス ポリシーに違反していれば、Google サービスからの削除対象となることがあります。
自社の権利を侵害している、と判断される場合はコンテンツの削除やブロックなどの申請を行うことも可能です。
フィッシング詐欺の報告
フィッシング詐欺の排除にご協力いただきありがとうございます。個人情報をだまし取ろうとしている偽装ページを見つけた場合。

さすがに多すぎて全てを報告することはできませんでしたが、翌日にはサイトへ繋がらなくなった(スクリプトやソフト)を読み込まなくなったのでなんらかの対応がされているものと推測。
例、サイトのむこうに
アクセスしたのは検索結果に表示された商品ページですが、リンクによってはリダイレクトを繰り返すものや、怪しげな承認ボタンを押させるものも確認しましたが運営者が悪質なソフトを拡散しているわけではなさそう。
例としてトップページにアクセスするとワードプレスで構築されたサイトで重大なエラー表示で表示されないパターンを確認。セキュリティの脆弱性や放置されてアップデートされていないサイトにに付け入る形でフィッシングサイトとして踏み台に改変されている模様。(サイトの運営者が偽装サイトを作成しているわけではない)
ひとつひとつ親切に「サイトが改ざんされていますよー」というには数が膨大なため、検索エンジン側に対応を依頼するのがいいと思われます。
加えて自社で特定以外のオンラインショップについての購入は危険と注意喚起するもの良いかと思います。
Yahooショッピングの出品者は注意
偽装サイトに改変されているサイトは国籍、ジャンルを問いませんが当社の場合は2021年2月時点でYahooショピングにのみ出店中。
たまたま別でサポートさせて頂いているショップさんについても検索してみた所、
偽装サイトを大量に発見。
まったく面識のないYAHOO出品者のショップ名をランダムにピックアップ後、検索しても偽装サイトは確認できる状況でした。

楽天やAmazonについては調査していませんが、ECサイトへ出品されている方は確認してみてもいいでしょう。
利用者(ユーザー)さんはアクセスしようとしているサイトが公式のものか、アイコン(ファビコン)などでチェックしましょう。
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