「セロテープが無い!」の裏事情。実は石油高騰とは関係ない、1948年からのエコ製品だった。
最近、地元兵庫県福崎町内でも「必要なのにセロテープが無いねん!」「最近いろんなテープが値上がりしてへん?」という声が聞かれました。
※セロテープ®イメージ
※セロテープ®はニチバンの商標です
世界情勢(アメリカ・イラン情勢)に目を向けると原油やナフサ(石油製品のもと)の高騰ニュースを見ると、「セロテープが足りないのも、高くなったのも石油のせい?」と思ってしまいますよね。
大手ネット通販サイトでは2026年3月末以降、セロテープ価格が高騰中。
ですが、ちょっと待ってください!
実は、ニチバンの「セロテープ」は、石油とは直接関係のない、驚くほど地球に優しい天然素材100%の製品だったのです。
今回は、知っているようで知らないセロテープ®の真実と、いま起きているテープ全体の現状について分かりやすく解説。
実はあまり知られていない?セロテープ®の原料は「100%天然素材」
「透明だし、プラスチック(石油)でできているんじゃないの?」と思われがちですが、ニチバンのセロテープの公式情報を見ると、驚きのこだわりが詰まっています。
公式サイトにはこう記載が。
石油系の透明テープとは基材が違います
フィルム(透明な膜):プラスチックではなく、ユーカリなどの木材チップから作った植物繊維(木材パルプ)が原料の「セロハン」です。
粘着剤(ベタベタ部分):ゴムの木の樹液である「天然ゴム」に、松やに等の植物由来の「天然樹脂」をブレンドして作られています。
巻心(真ん中の筒):ここも当然、「再生紙」です。
つまり、セロテープ®は「ほぼ植物」。1948年の発売当初から、焼却しても有害ガスが出ない、サステナブル(持続可能)な循環型エコロジー製品だったのです。バイオマスマークの認定もしっかり取得されています。
そのため、世間で「中東情勢の緊迫で原油やナフサ(石油製品)が爆上がりだ!」と騒がれていても、セロテープ®の主原料自体は石油の影響を直接受けないのです。
じゃあ、なぜ「値上げ」や「品薄」があるの?
「石油が関係ないなら、どうして価格が上がったり品薄感が出たりするの?」という疑問が湧きますよね。そこには、以下の原因があります。
原因1:世の中の「プラスチック系テープ(OPP等)」と混同されている
世界で広く使われている、防水性の高い透明テープや梱包用テープ、養生テープは、ほぼ100%化石資源(石油・ナフサ)から作られています。
いま本当に悲鳴を上げているのは、これら「石油系(プラスチック系)のテープ」です。これが「透明なテープ=セロテープもダメなのでは?」と混同され、不安が広がったのが大きな原因です。
一般的な価格の商品が大量に購入された結果、高価格商品出品が残っているのが現在。
原因2:製造エネルギーや物流費のコストカットが限界に
原料が植物でも、工場を動かす電気や、福崎町内のお店までトラックで運ぶための燃料(ガソリン)には、どうしても原油高や円安の影響が重くのしかかります。
ニチバンでもグリーン電力(自然エネルギー)を取り入れるなど涙ぐましい環境努力をされていますが、世界的な物価高の波が、製品の輸送費などを通じてじわじわと価格や提供量に影響を与えている可能性も。
セロテープ®の選び方・お買い物
「セロテープが天然素材でできている」と知ると、なんだか自然に優しい気持ちになりますよね。
フリマアプリの梱包や、お仕事・学校での工作など、これからテープを用意する際は、ぜひパッケージの「セロテープ」のロゴや「バイオマスマーク」に注目してみてください。
「無くしてわかる ありがたさ 親と健康とセロテープ®」というニチバンのキャッチコピー通り、困ったときに手元にないと本当に不便な存在です。
地球の裏側のニュースを気にしつつも、私たちの身近なセロテープ®が実は大昔から超エコだったという事実に感謝しながら、大切に選んで使っていきたいですね。















































