2021年4月のある日の深夜、表のWEBサイトのメンテナンスを行い、帰路につこうとしたところ。
なにやら特定ドメインを検索しているユーザーが多数。
セキュリティ対策の情報として「マルウェア」や「スパムメール」などのトピックを掲載している場合がありますが、該当のキーワードで記事をアップロードした記憶も無く。
深夜にこのアクセスはおかしい・・・
状況を確認してみる
さて検索キーワードになっているドメインですが当サイト内でキーワードを含んだ記事は存在せず、怪しい匂いが漂っています。
アクセスしているユーザーを見てみると。
世界中からアクセス
一応データ上は世界中からアクセス。
んなワケはありません。
おそらくアクセス元はひとつで中継サーバである「プロキシサーバ」を利用して同時に接続してきている模様。(「串を刺す」)
さてさて相手の目的はなんなのでしょうか。
通常であれば同時アクセスでサーバーに負荷をかけてサイトを見れなくしてしまうような「サイバー攻撃」などがありますが、そのわりにはちょいショボい・・・。
うーん
日本国外からのアクセスを拒否ってみてもいいのですが、折角なのでこのアクセスは何なのかを調べてみます。
調査してみる
検索キーワードのサイトにアクセス
検索キーワードになっているサイトへアクセスしてみると別ドメインにリダイレクト(飛ばされる、ということ)。
サイトの中央には英語でなにやら記載があります。
GET FREE 6K HITS(無料で6000件アクセスをゲット!)
接続元はトラフィックSEOサービス
あーそういうことですか。こちらのサイトでは希望のURLを入力して送信すると6000件のアクセスが行われる模様。
SEOでの評価のひとつとして、トラフィック量(アクセス数)というものがありますが、容易にアクセス数を稼げるサービスということのよう。
ちなみに無料では6000件ですが$99.99を支払うと100万回アクセスがあるそうな。今回はどなたかの好意かイタズラか無料分のサービスが行われた模様。
サイト運営を行っているとアクセス数というのは魅力的な話ですが。
一般的にSEOで検索順位をあげるためにアクセス数(訪問者数)が関係あるとされるケースも多々ありますが、低品質な被リンク同様で、自然かつ良質なアクセスが有効であると考えます。
機械的なトラフィックについては特にSEO上重要な指標とならないでしょう。
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