薪窯で焼く食パンにこだわり6年(開店準備を含めると8年)。山霧立つ神崎郡神河町大山の「薪窯パン工房 丸藤」さんにおじゃましてきました。 店内入ってすぐ目の前にはできたての食パンがずらり。ひとつ600円/1.5斤という価格は日常的にスーパーなどで並んでいる食パンと比べると高級な部類ですが、数日かかる工程すべてを手作業で丹念に仕上げるこだわり。 「火を見れば(触れば)分かる」という店主さんは温度計も使わないのだそう。
薪窯パン工房 丸藤の「食パン」の特徴
- 薪窯で焼く「手作り食パン」
- 余分なものを入れず、食材を厳選。安心してお召し上がりいただけます。
- たまご・乳製品・砂糖不使用。噛むほどに小麦の味と薪窯独特の芳ばしい風味を味わえます。
こだわりの食パンは日や環境によって出来、不出来が左右されるそうで当初は営業日の2日に1日、「今日はパンの出来が悪いので休業します」と看板にあげられていたこともあったとか。
お店の周り
こだわりのひとつ。薪窯用の薪。先日休業日にお伺いした際は薪割りをされていました。
お店の入り口
店内入り口に焼きたてパン
「おつとめ」パン
「たこ干しだいこん」
セットメニューはこんなかんじ
この日はシュガートースト。コーヒーは一般的に想定している量より多いかも。コーヒー好きな自分としては◎ 水は神河町産。
店内の様子
ご店主さんのこと
冒頭で「6年(開店準備を含めると8年)」と書きましたが開店までの2年間は片付けとお店のリフォームにお時間がかかったということで、お聞きしたところこちらをご購入された当初はゴミなどが投棄され放題、屋根は抜けかけ、玄関を入ると裏手まで筒抜けのような状態だったとか。 そちらをご自身で活かせる個所は活かし、ほぼほぼ手入れをされたそうで普通なら投げ出してしまいそうなお話でした。 調度品はご自身自ら作られたものや集められたものがずらり。
ファッションではなくパッション
パン屋さんにパンのお話を聞きにきたはずだったのですがいつのまにか経営などの話も。 100年続く事業を、と言われるご店主さんのこだわりが随所に見える「薪窯パン工房 丸藤」では現在、りんごや柿など様々な果樹を植え付け中。 お店に行かれた方はちょっと気にかけてみてくださいね。桃栗3年柿8年とは言いますが「楽しめる期間がながくなるよう早めに植え付けしてる」というお話でしたよ。 流行(ファッション)を追いかけ流されるのではなく、情熱(パッション)を持って仕事を続けたい、とアツく語って頂きました。
薪窯パン工房 丸藤「店舗情報」
所在地 | 住所679-2432 兵庫県神崎郡神河町大山197-1 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
営業日 | 金・土・日・月(定休日 火・水・木) |
お問合せ | 090-3842-4643 |
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