兵庫県神崎郡には、ちょっと読むのが難しい地名がいくつかありますが、ここ「猪篠(いざさ)」もその一つかもしれません。
猪篠は国道312号沿い、生野峠の南側に位置する自然豊かな場所です。実はこの地域、いま「農村公園」として生まれ変わろうと、とっても活発な動きがあるんです!
今回はその中心となっている「株式会社クラウデイト」さんに、詳しくお話を伺ってきました。
「農村公園」ってどんなところ?
「農村公園」と聞くと、どんな場所を想像しますか?簡単に言うと、地域に住む人々が元気に、そして豊かな暮らしを送れるように、また地域外との交流を通して地域全体を盛り上げるために整備された公園のことなんです。
猪篠地区では、2017年の春から「パーク・コミュニティ・猪篠共同事業体」として、この地域ならではの魅力をもっともっと発信しようと頑張っています。歴史的なスポットや自然豊かな場所を整備したり、美しいアジサイを植えたりと、地区全体で様々な取り組みを進めているんですよ。
この「パーク・コミュニティ・猪篠共同事業体」は、なんと「株式会社クラウデイト」さんと「猪篠(いざさ)区」が協力して運営しているんです!地域の方々の熱い想いが伝わってきますね。
猪篠(いざさ)地区の素敵な見どころをご紹介
猪篠地区には、見どころがいっぱい!散策マップからいくつかご紹介。
- 銀の馬車道:歴史を感じる道筋です。
- ヨーデルの森:自然と動物とのふれあいが楽しめる人気スポット!
- 追上の宿場町:昔の面影が残る風情ある場所。
- 追上と奥猪篠の道標:歴史の道しるべ。
- 生野義挙志士の墓:歴史好きにはたまらないスポット。
- 浄徳寺のヒダリマキガヤ:珍しい植物に注目です。
- 八幡神社と大歳神社:地域の信仰の中心。
- 奥猪篠の棚田:日本の原風景が広がります。
- 雲上の日本庭園 白岩山:絶景が楽しめる穴場スポット。
- ピラミッド伝説 八幡山:ちょっと不思議な伝説がある山。


さらに面白いのは、江戸時代の「旧但馬街道」、明治時代の「銀の馬車道」、そして昭和の「国道312号」と、新旧の主要な幹線道路がこの地で交わっていること。まさに歴史の交差点ですね。
さてさて、まだ別の疑問のある方もいるのでは。

「株式会社クラウデイト」ってどんな会社?
さて、「株式会社クラウデイト」という名前を初めて聞いた方もいるかもしれません。実はこの会社、「神崎農村公園ヨーデルの森」の指定管理を任されている企業さんなんです。もしかしたら、「ヨーデルの森を運営している会社」と言った方がピンとくるかもしれませんね。
今回、あえて「ヨーデルの森」と書かなかったのは、ちゃんと理由があるんです。それは、猪篠地区全体を「農村公園」として見たときに、「ヨーデルの森」はその魅力的なスポットの一つに過ぎないから。
「パーク・コミュニティ・猪篠共同事業体」としては、「ヨーデルの森」でたくさんの観光客の方に来ていただき、さらに猪篠区の住民の方々が地域を案内することで、共同事業として地区全体を一緒に盛り上げていきたいと考えているそうです。

また2009年以前は別の管理会社さんが運営されていたそうですがそちらが撤退となったときに「理想の農村公園を創るために集まった8人」が居たとか。
「クラウデイト」に込められた想い
クラウデイト=Crowdeight(英語表記)
社名の「クラウデイト(Crowdeight)」は、英語の「Crowd(集まる)」と「eight(8人)」を組み合わせた造語なんですって。まさに「理想の農村公園を創るために集まった8人」の想いが込められた名前なんですね。

猪篠地区の素晴らしい取り組み、ぜひ一度訪れて、その魅力を肌で感じてみませんか?
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