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能登町と兵庫県立大学が災害対応の共同研究を開始、災害に強いまちづくりを目指す

能登町と兵庫県立大学が災害対応の共同研究を開始、災害に強いまちづくりを目指す
暮らし

2024年11月8日、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(以下、MURC)は、能登町と兵庫県立大学と共同で、災害対応の検証に関する研究を行うことで合意し、能登町役場にて共同研究協定の締結式が行われました。

この研究は、令和6年能登半島地震を対象に、災害時の対応を検証し、今後の災害対策を強化することを目的としています。

研究の背景と目的

令和6年能登半島地震では、能登町は災害初期対応や避難所運営、外部からの支援受け入れなど、さまざまな課題に直面しました。これらの課題を解決し、より強固な防災体制を築くため、震災直後から支援を行っていた兵庫県立大学の提案により、MURCも加わった三者共同での研究が始まります。

MURCは、これまでにも東日本大震災や熊本地震の被災地と共同で災害対応の検証を行っており、蓄積されたノウハウを活用して、兵庫県立大学とともに能登町の災害対応力を強化するための提案を進めていく予定です。

共同研究の具体的な内容

今回の共同研究では、以下の3つの柱に基づいて進行します。

  1. 災害対応の情報整理
    災害対応に関する資料の整理、庁内アンケートやヒアリング調査を通じて、実際の対応状況を詳細に把握します。
  2. 教訓と課題の整理
    収集したデータを基に、災害対応での教訓や課題を明確にし、今後の改善に役立てます。
  3. 検証結果のまとめ
    検証結果を取りまとめ、能登町の防災体制強化への提案を行うとともに、全国の防災体制の向上に役立つ情報を提供することを目指します。

特にMURCは、熊本地震で益城町と共同開発した「防災アクションカード」などの実績を基に、能登町への具体的な提案を行う予定です。

各組織の紹介

能登町
能登町は、石川県能登半島の北東部に位置し、美しい海岸線と豊かな自然に囲まれた町です。農業や漁業が基幹産業であり、伝統的な祭りや民俗文化が受け継がれています。災害時には地域の絆が重要な役割を果たすと考えられ、防災対策の強化を進めています。

兵庫県立大学
兵庫県立大学は、独創的な研究と教育を重視し、地域社会とともに成長することを目指す大学です。阪神・淡路大震災後の知見を活かした「減災復興政策研究科」を設置し、防災・減災の研究を進め、専門人材の育成にも力を入れています。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(MURC)
MURCは、防災・リスクマネジメントに関する豊富な知識と経験を持つコンサルティングファームです。大規模災害から得られた教訓をもとに、未来の防災・安全対策をリードするための研究を続けています。

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まとめ

今回の共同研究は、能登町の災害対応体制を強化するだけでなく、日本全国の防災力向上にも貢献することを目指しています。災害に強いまちづくりを進めることで、安心して暮らせる社会を築くための一助となるでしょう。

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