JR播但線の甘地駅(神崎郡市川町)で、線路の「PC枕木(コンクリート製枕木)」への交換作業が進行中。
ホームから足元を見渡すと、すでに片方の線路(区間)は新しく頑丈なPC枕木へと変更されており、もう片方にはこれから交換される予定の新しいPC枕木が出番を待つように整然と並べられています。
木からコンクリートへ!「PC枕木」がもたらす安心
味わい深い木の枕木ですが、雨風による腐食が進みやすく、十数年ごとに交換が必要となります。
今回並べられているのは、耐久性と強度に優れるPC枕木(プレストレスト・コンクリート枕木)。これに交換されることで、以下のような大きなメリットが生まれます。
揺れや騒音の軽減(乗り心地向上)
重量のあるコンクリートがレールをしっかり固定するため、列車の走行時のブレや振動が抑えられ、スムーズで静かな乗り心地になります。
長期的な安全性の確保
PC枕木の寿命は50年以上と長いため、線路の歪みを防ぎ、いつでも安心して利用できる線路環境が長期間維持されます。
将来へ繋ぐメンテナンス省力化
交換の手間や費用を抑えることで、人口減少時代においても地域の足である播但線を安定して運行を続けることができます。
なぜ線路の中に並んでいるの?
列車が頻繁に行き交う昼間には、線路の土台を丸ごと入れ替える作業はできません。そのため、深夜の終電から始発までの限られた時間内に一気に作業が行われます。
暗闇の中での作業をスムーズかつ安全に進めるため、事前に新しいPC枕木を線路の脇(列車の通行に支障がない安全なスペース)へ仮置きされている状態。
地域の大切な足「播但線」をこれからも
通勤・通学、そしてお出かけを長年支え続けてきた甘地駅。
明治の開業から時を重ねる中で、線路の表情も時代に合わせて少しずつ進化を遂げています。
近々行われる夜間工事を経て、甘地駅の線路はより強固で安心なものへと生まれ変わります。次に甘地駅で電車を待つ際は、足元で出番を待つ新しいPC枕木たちに少し注目してみてはいかがでしょうか。
































































