兵庫県環境部自然鳥獣共生課は14日、今年度2例目となる特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の成虫2匹が神戸市西区の民有地で発見されたことを発表しました。
※トップ画像:クビアカツヤカミキリ(※発見された個体とは別)
兵庫県では、昨年度来、明石・芦屋・神戸市内の街路樹や公園樹で、成虫やフラス(幼虫
のフンと木くずが混ざったもの)が確認されており、成虫の発見は6月に芦屋市内の防除ネットで被覆していたサクラの木のネット内で発見されたものに続き今年度2例目。
県内での被害を防止するには、何よりも早期発見・早期防除が重要、と兵庫県。
クビアカツヤカミキリや疑わしいフラスを発見した場合、県または地元自治体窓口への通報を呼びかけています。
- 成虫、フラスの発見日時・発見場所・発見時の状況を連絡してください。
- できれば写真を撮影して提供願います。
- 成虫を捕まえた場合は、その場で殺処分してください。
- 死んでいる個体でも、見つけた場合は連絡をお願いします。
(兵庫県より)
県の通報先
兵庫県環境部自然鳥獣共生課
メールアドレス shizenchoujuu@pref.hyogo.lg.jp
電話 078-362-3389
特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」とは
サクラやモモ、ウメ、スモモなどのバラ科樹木に寄生し、幼虫が樹の内部を食べて枯らしてしまう外来のカミキリムシ。
特定外来生物に指定 | 平成30年1月15日 |
原産地 | 中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム |
体長 | 体長20-40ミリメートル(触角は除く) |
特徴 | 胸部(クビ)が赤色。体全体はツヤのある黒色。 |
生態 | 成虫の発生時期は6月から8月頃で、幹や枝の樹皮に産卵 ※繁殖力が強い |
- 飼育、栽培、保管及び運搬することが原則禁止
- 輸入することが原則禁止
- 野外へ放つ、植える及びまくことが原則禁止
- 許可を持っていない者に対して譲渡し、引渡しなどをすることが禁止
- 許可を持っていない者に対して販売することも禁止
- 許可を受けて飼養等する場合、特定外来生物ごとにあらかじめ定められた「特定飼養等施設」内のみでしか飼養等できません
外来生物法により、許可なく「輸入」「販売」「飼養」「放出」を行った場合は懲役または罰金が科せられます。
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