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アーモンドバター発祥のお店はどこ?姫路定番「アーモンドトースト」

アーモンドトースト

福崎町に2024年5月オープンとなる「カフェ・ド・ムッシュ 福崎店」。

反響は大きくコメントを頂いた「アーモンドバター発祥のお店」について少し調べてみました。

ねこさん
ねこさん
公式やメディアで「アーモンドバター発祥のお店」と紹介されているけど、そういうコメントがあるのであれば調べてみないと

姫路モーニングの定番「アーモンドトースト」

「アーモンドバター発祥のお店はどこか?」という前に、姫路ご当地喫茶店メニューとされる「アーモンドトースト」について、姫路に本社を置きコーヒーの製造・販売をおこなう「成田珈琲」(1927年創業)ではこのような記載があります。

「最初の出会いはとあるお店(姫路市青山)でのことです。そのお店は残念ながら現在はありませんが、当時のシェフが洋菓子の技術をお持ちの方で、知識も豊富でした。ある時、当社営業マンがその方から、マーガリンにアーモンドと砂糖を混ぜてパン等に塗るとおいしいことを教えていただきました。会社としても、お得意先様と他店の差別化を一生懸命考えていました。社に持ち帰った営業マンは、他の営業マンとも一緒になり試作を重ねたところ、社内でおいしいという「評判」になっていったのです」

また別のメディアの取材では成田珈琲 成田社長はこのようにも述べています。

「そこから試行錯誤を繰りかえしてメニューが完成し、営業マンたちがお得意先に1軒ずつ案内していったことが、現在に繋がっています。そこから店舗ごとのアーモンドトーストも生まれ、今では姫路のローカルフードとして定着しました。私が入社した40年ほど前(2023年-40年=1983年)には、アーモンドトーストは喫茶店メニューとして浸透していたという印象があります。」

ここで分かるのは「アーモンドとマーガリンを使った」アーモンドトーストが昭和50年代には姫路の喫茶店で浸透していたということ。

うさ
うさ
じゃ、姫路のアーモンドトーストって「アーモンドマーガリン」を使ったメニューってこと?

バターは乳脂肪分、マーガリンは食用油脂(乳脂肪を含まないもの又は乳脂肪を主原料としないもの)を原料としているため、実際には異なるものですが、 「マーガリンにアーモンドダイスとアーモンドプードル、そしてグラニュー糖を混ぜ合わせれば「アーモンドバター」が完成します。」と成田社長。

さてさてややこしくなってきました。

「マーガリンを使った『アーモンドバター』で作るアーモンドトーストが姫路の定番喫茶店メニュー?」

「アーモンドバター発祥店」はどこなのか?

現在ネットで確認できる「アーモンドバター発祥」を掲げるのは「カフェ・ド・ムッシュ」「マテンロウ」の2店で「カフェ・ド・ムッシュ」は1987年、「マテンロウ」は1989年にそれぞれオープンしました。

開業年だけ見るとカフェ・ド・ムッシュの方が歴史があるように見えますが、「マテンロウ」は前身となるステーキハウスで1981年頃にアーモンドバターを販売していたのだそう(マテンロウ公式サイトでは1979年から始まったの記載)。

また、アーモンドバター発祥の文言こそ無いものの、現存する姫路最古の大陸本店(1948年創立)、創業40年以上という浪漫珈琲倶楽部 神戸館(1980年開業)でもアーモンドバターが販売されています。

アーモンドバターの材料は?

アーモンドバターの材料について、「カフェ・ド・ムッシュ」「マテンロウ」はマーガリンを使用しています。(余談ですが大陸本店はバターとマーガリン)

ややこ(複雑)

カフェ・ド・ムッシュマテンロウ大陸本店成田珈琲
材料マーガリン 他マーガリン 他マーガリン、バター 他マーガリン 他
販売1987~1981~1983以前~

成田珈琲の話を加味するのであれば営業マンたちが今は無きお店の話をもとに試作したアーモンドトーストが1980年代にかけて姫路の喫茶店メニューに浸透していった、ということなので「今は無きお店」が発祥店?。

こうなってくると「カフェ・ド・ムッシュ」は発祥のお店では無いのか、という話になってきそうですが、まだまだ話は終わりません。

姫路「アーモンドバター」が有名になったのは

姫路のアーモンドバターが一躍有名になったのは2010年8月に『秘密のケンミンSHOW』で姫路のご当地メニューとしてアーモンドトーストが紹介され「カフェ・ド・ムッシュ」のアーモンドバターが紹介されたのがきっかけ、というのは知られるところ。

「アーモンドバター発祥店」として放送されたかは定かでありませんが、姫路市周辺で定番だったアーモンドトーストを全国区に知らしめた起源という意味で「カフェ・ド・ムッシュ」が発祥店を掲げるのもうなずける所。

まとめ

昭和50年代には姫路の多くの喫茶店で提供されていた、というアーモンドトースト。

成田珈琲の営業マンたちによってアーモンドトーストを始めたお店以外にも独自にアーモンドバター、アーモンドトーストを提供してお店もきっとあったことでしょう。

1980年代にかけてマーガリンを使った「アーモンドバター」によるアーモンドトーストを提案していった成田珈琲、1979年から試行錯誤の上、提供をはじめたという「マテンロウ」、2010年、テレビ放送を機にアーモンドバターを一躍全国区にした「カフェ・ド・ムッシュ」。

それぞれに「発祥」を掲げる理由はありそうです。

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