2018年4月から本格的に当サイトの運用を開始していますが、2020年8月末現在の月間ユーザーは30万、サイト表示数(基本的には検索結果1ページ目の表示)780万回(月間)。ちなみに2020年1月はユーザー数16,000、表示回数40万回という状況でしたのでユーザー数は1875%アップ、表示回数は1950%アップという状況。
Googleアナリティクス
WEBサイト(ホームページ)を運営していると切り離せない「SEO(検索エンジン最適化)」。
意識してやっていますか?
かんたんに書くとGoogleなどの検索エンジンにサイトをより簡単により深く把握してもらうことでWEB検索での順位上昇など優位性をもたせる取組みのことで「SEO対策しませんか」「エスイーオーやっていますか」「検索に強いサイトを作りませんか」とSEOに絡んだ営業話を受けられた事業者さんも多いのではないでしょうか。
今回は「WordPress(ワードプレス)で運用しているサイト」でSEO対策の基本編(投稿時)。
関連:「世界にWEBサイトの数」はいくつ? 2019年 世界のWEBサイト数
サイトの検索順位をあげたい
WEBサイトを運営する理由はさまざまありますが一番は「より(自社やサービスの)情報を知ってもらうこと」。
ホームページを作ったものの、なかなかアクセスが増えない、反応がない(お問い合わせが無い)なんてお声を聞くことがありますが以下を確認してみましょう。検索での表示回数が増えれば比例してアクセス数は増えていきます。
- ■サイトマップは登録済みか
- ■サイトは検索エンジンに登録しているか
まず基本的なことですが検索エンジン(Google)などにサイトが登録されていない場合、サイトの情報がインデックスされていない場合があります。インデックスされていない=検索にかかるわけがないので当然表示がされません。
インデックスの確認
ちなみにGoolgeの検索枠に「site:○○○(※○○○はサイトのURL)」を入力するとインデックスされているリストを確認することができます。出ない場合は「検索には絶対表示されません」
関連:「【検証】Googleのインデックス登録までの時間はどれぐらい?|検索結果に表示されるまでの時間」
この時にWEBサイトで公開している情報以上の数がインデックス(登録)されている場合がありますが投稿記事に限らず、画像やタグ、カテゴリーなども登録されます。
明らかに登録数がおかしい場合は送信されるサイトマップ情報の内容と、URL変更などで重複ページが無いかを確認しましょう。「404」などは自然とインデックスから削除されていきますが、緊急を要するものについては「サーチコンソール」で削除したほうがいいと思います。
基本的には
ブラックボックスとなっている部分も多く、変更も適時あるため、これをやれば必ず順位があがる、というわけでは無いため一般的に「SEO対策」と呼ばれます。(あくまで対策。「SEO完全対応」「SEO化」とは言われません)
もしそんな言葉を利用される方がいればちょっと怪しげ。
が、基本的には「見る人(ユーザー)が満足するページ(コンテンツ)」を提供することで検索順位は徐々にですがあがっていきます。
「見る人(ユーザー)が満足するページ」とは
さて、こう書くとなんだか曖昧。具体的にはどうすれば?
2000年初頭には背景と同化色にした検索用キーワードをやったら入力してあるサイトもありましたが、2020年現在、不要な文字列の羅列はペナルティーとなることもあります。
自身が検索する立場になって考えてみるとイメージがしやすいと思いますが、
- 検索したワードと一致しているページ
- 検索したワードで興味が沸きそうな内容、応えられる内容
- 分かり易い、見やすいページ内容
の場合、ページを見ることが多いかと思います。
検索したワードと一致しているページ
たとえばここは兵庫県神崎郡福崎町ですが、「ランチ 福崎」でしらべて明らかに県外や食事と関係のないページはみませんよね(よほど興味がある情報であれば別ですが)。最近では検索エンジンが賢くなっているので、そもそも関係の無いページは出ない傾向。
基本的なことですが、検索で目立つ部分はタイトル。タイトルには<h1>という見出しのタグが使用されもっとも重要なため、検索向けのキーワードを記載することが望ましいとされています。
例1
「え?アノ素材を使ったランチが驚きの価格で登場」
例2
「○○を使ったランチが×円で。福崎町」
例1の場合、奇抜なタイトルはサイト内へのアクセスが何十万、何百万となってこそサイト内で目に付きますが検索とは無関係。まずサイトへのアクセスを増やしたい、という場合は曖昧な表現は避け、例2のようにしたほうがSEOとしては効果が高くなります。
そもそも例1では検索にかかりません。
検索したワードで興味が沸きそうな内容、応えられる内容
タイトルに固有名詞を掲載するようにすると検索結果には表示されます。
みなさんも経験があると思いますが検索結果にはタイトル以外にも本文、公開日(設定による)が表示されると思います。
キーワード設定は無効ですが投稿本文中の文字は検索ワードとして有効なためタイトル内容にあった本文を意識しましょう。検索したユーザーが欲しいのはどういう情報か、ということを意識すればおのずと掲載内容は決まると思います。
ヒントとすれば最初の5行ぐらいがかなり大事。
分かり易い、見やすいページ内容
ワードプレスでサイトを運用される場合、基本的にはサイトのデザインだけ外注して自社では投稿機能で新着お知らせを発信、というケースは多いかと思います。
安心してください、デザイン(見た目)なんてSEOには不要
(見た目は信用と自己満足な部分といった意味が大きい)
おそらくSNSやブログの感覚で投稿されているのだと思われますが、「見出し」や「表」「リスト」といった標準の機能を使用されずに投稿されているケースが多いのでは。
人間が見た場合、タイトルがあり、その内容に合致していれば概ね問題無いように思われますが「見出し」「表」「リスト」を使用する、しないでは検索エンジンからの評価は大きく変わります。
「見出し」について
ブログ感覚、SNSに投稿する感覚で文字を入力、公開できるワードプレスですがビジュアル入力で投稿していると左上に「段落」というボックスがあります。
「さわったことが無い、何かわからない」という方はいませんか?
もったいない!
強調したい時には「見出し1」なんて具合に使っていた名残が過去記事には残っていますが「見出し」という機能は装飾用ではありません。
じゃ、なに?
設定しているほうが内容ごとに読み易い、というメリットと共に、検索エンジンが投稿内容を把握するもの、と考えましょう。
タイトルが<h1>という見出しということは先に記載しました。使い方としてはページタイトルに<h1>(※自動で設定)、本文中に任意に段落ごとに<h2>見出し、<h2>内の小見出しに<h3>という具合に入れ子のように作成するのがいいでしょう。
イメージ
<h1>タイトル</h2>
<h2>見出し1</h2>
<h3>小見出し</h3>
<h3>小見出し</h3>
<h2>見出し2</h2>
といった具合。ちなみに本文があまりに身近い場合は特に設定の必要はありません。同じレベルで複数の段落が生じる場合は複数の<h2>を利用するのがおすすめ。
検索結果への影響
例としてこの8月に制作させていただいた、市川町商工会のホームページの「市川PAY」の記事の検索結果を見ると赤枠で囲った部分が表示されます。見だしを設定することで投稿内の特定部分へのアクセスも容易になり、SEO効果も見込めます。
「見だし」機能をうまく使いましょう。(ちなみにAMP化している当サイトでは検索結果に「見だしリンク」は表示されません)
第一章はここで終わり
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