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市川町怪和譚 第十一夜 | 庚申堂

知る

(画像・情報:市川町観光協会さんより)

ぶらり市川 12P 下瀬加のお話
 

『瀬加庚申堂の縁起は瀬加村史によると、正親町天皇の天正(1573~1591)の頃、薩摩藩主島津氏の菩提寺の住職快辮法師が回国の途中、各国を回り下瀬加佐伯次郎太夫方に仮寓しました。佐伯氏は厚く帰依し草庵を造り居住させましたが、81歳の高齢をもって入寂されました。その後快辮師の俗弟子小左衛門の子、仁蔵という人が、ある夜、快辮師が「われは則帝釈天の位を得ているから、われが済んだ跡に堂宇を建ててまつれよ、諸人の念願を成就せん」といわれたので仁蔵は堂宇を建立し快辮師を則帝釈天として祭祀しました。それらが今の庚申堂であるといわれています。
兵庫県では百姓や養蚕の神さんだと考える人もいれば、一方では百病をなおす方とか、病気よけ、災難よけ、火の守り神とか言い伝えはさまざま。ここ下瀬加の庚申さんは「イボの神さん」として有名で天井には格子・水玉・花模様、さまざまな色の幾万とも知れぬくくりザルがゆれています。みな、願いのかなったお礼にあげたものです。』

こちら本当にご利益があるということで、相当な数のくくり猿が吊るされています。これでも一度整理したとちらっと聞きました。
ところどころ『くくり猿』でなく、『さるぼぼ』が混ざっているのはご愛嬌ですね。
  
マクドナルドのバーガーの中にちょこちょこモスバーガー混じってるみたいな感じでほほえましいです(=´・∀・`=)
 
くくり猿は借りると3倍返しをする決まりが裁縫ができない人にはかなりハードル高いので、この間、朝市に出店されている裁縫上手のNさんにくくり猿をつくってもらいました。誰でも吊り下げられるように紐をつけてもらったのですが、色んな柄があって普通に縁起物のマスコットとしても可愛いです。
収益はほぼないに等しいのですが、庚申堂さんは個人で管理されてるお堂なので、利益がでたら庚申堂のお賽銭にするか、お堂の掃除道具でも買わせてもらおうかなと勝手に思ってます。

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