スマホでサイトを閲覧していると突然画面が切り替わり、みなれたアマゾンのロゴとともに「おめでとうございます」の表示。
えーっとアンケートに答えると「iPhone 12 pro」がプレゼントされるらしい。
「やった!」
「そんなわけはありません」
どこかで見たような話の流れですが「【詐欺】年間ビジターアンケート|実際に答えたらどうなる?フィッシング詐欺の手口を検証」とまったく同じのフィッシング詐欺なので注意。
基本的に「突然、当選する系」は全部詐欺と考えてもいいでしょう。
・クレジットカード情報を悪意をもって不正に取得しようとするフィッシング詐欺です
・カード番号を入力してしまった場合はエラー画面に関わらず、確認、利用停止を行い、クレジットカード会社へ連絡しましょう
見るべきポイント
「amazonロイヤリティプログラム」に限らず、基本的にはまずURLを見ましょう。
今回の場合であれば「****.amazon.co.jp」などになっていればまだ信用はするのですが。
アウト!
フィッシング詐欺の流れ
まずは突然のサプライズ。
緊張感があがったところに「おめでとう」の祝福で気がゆるみますが「数分のアンケートでiPhoneがもらえる」「Amazonだし大丈夫っしょ」とか考えてはダメ。
サイトの雰囲気も写真もきれいし、大丈夫そう、なんてことはありません。
アンケートをしてみる
質問 1/4:男性ですか、女性ですか
はい、めっちゃ簡単な質問です。
質問の下には喜びを伝えるメッセージの数々。(まー、偽装なんですが)
質問 2/4:何歳ですか?
「急いでください」という表示と併せて、どうやら時間制限らしい赤文字の秒数が表示。
質問 3/4:Amazonで買い物をしますか?
質問 4/4:日本のアマゾンを評価するなら?
質問自体はカンタンなもの。「急いで」「プレゼントに数」「残り秒数」といった表示で正常な判断を鈍らせるのが目的ですが、ウソと分かっているのでじっくり観察してみます。
あたりの箱を当てよう
時間制限内にアンケートをすると画面が切り替わり、「iPhone12pro」がもらえるチャンスを得た模様。
それはさておき、画面には「3回チャンス」があると書いてあります。
そう考えていると画面に表示されたプレゼントボックスは9つ。あたりの数は分かりませんが3回で当たるのでしょうか。
一度目は案の定、空のボックスということで「残念」。
意外にも2回目に当選。(3回目に当選だとワザとらしいから?)
そしてお約束のクレジットカード入力画面へ
iPhoneを受け取るためには「住所を入力し、送料100円が必要」らしい。これも「年間ビジターアンケート」と同じ流れですが、大元が同じなのか。
まずはメールアドレスを入力。
ちなみに適当な存在しないアドレスでも通ります。
クレジットカード番号を入力
よくよく考えてみると、インターネットでの通販の場合は
- 1.商品を選択する
- 2.発送先を入力する
- 3.決済方法を選択する
というケースが大半ですが、先にクレカを入力させるのが「さも」という感じ。
クレジット番号を入力するとクレジット番号の正誤にかかわらず、エラー画面が表示されます。「あれ?違うカードなら使えるのか」なんて考えてはダメ。なんども入力させることで、複数のクレジットカード情報を取得しようとします)
入力してしまった場合は、速やかにカード会社に確認の上、利用停止にしましょう。
不正利用が確認された場合は、クレジットカード会社へチャージバックを行うことで不正利用分の取消しを行うことも可能。
おいしそうな話は要注意
調べてみると9月現在、iPhone12pro(256GB)の一般価格は13万円前後といった様子。たしかに100円で入手できればかなりオトクな感じですが、クレジットカード情報を抜き取られたあげく、iPhoneの価格以上の不正利用が行われることでしょう。
まずは「URLを確認」。
COMMENT
「【偽サイト】AmazonロイヤリティプログラムでiPhone12pro|当選はウソ!」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。
「キムワイプの透過性」で検索すると、突然、Amazonロイヤリティプログラムの見出しのサイトに誘導。Amazonなのに URLは https://winyour
295円の送料のみでiPhoneをプレゼント!
で当たり、クレカ番号や、住所氏名電話番号を入力してしまいました!
すぐにおかしいと思い、クレジットを停止しました
通常のキャンセルであれば商品(サービス)を購入した店舗へキャンセルの申し出を行い店側でキャンセル処理を行いますが、クレジットカード詐欺などの場合はまずはご利用の