.2026年1月6日の深夜、しし座の1等星「レグルス」が月に隠れます。
新年が明けてすぐの1月6日深夜(7日未明)、天文ファン必見のイベントが起こります。しし座で最も明るい星「レグルス」が月の後ろ側に隠れてしまう『レグルス食』です。
九州の一部や沖縄を除く広い地域で観察できるチャンス!
冬の澄んだ夜空を見上げて、宇宙のダイナミズムを感じてみませんか?
「潜入」と「出現」って?観察のコツ
今回のレグルス食、実はちょっとした「観察のコツ」があります。
- 潜入(星が隠れるとき): 月がまだ満月に近くとても明るいため、レグルスが月の光る縁に吸い込まれる瞬間は、肉眼だと少し見えにくいかもしれません。
- 出現(星が出てくるとき): おすすめは、月の暗い側からレグルスが「パッ」と飛び出してくる出現の瞬間です!暗闇から突然星が現れる様子は、何度見ても感動的ですよ。
もし潜入の瞬間が見えなくても大丈夫。レグルスが隠れている間は、しし座の胸元に月がすっぽり収まったような、この日だけの特別な星空を楽しむことができます。
いつ見える?各地の予報時刻をチェック!
地域によってレグルスが隠れる時間は異なります。お住まいの地域の時間をあらかじめ確認して、風邪をひかないよう暖かくして待機しましょう。
| 地点 | 潜入時刻(隠れるとき) | 出現時刻(出てくるとき) |
| 札幌 | 1時05分ごろ | 2時21分ごろ |
| 仙台 | 1時11分ごろ | 2時23分ごろ |
| 東京 | 1時16分ごろ | 2時20分ごろ |
| 京都 | 1時15分ごろ | 2時08分ごろ |
| 神⼾ |
1時17分ごろ | 2時06分ごろ |
| 福岡 | 1時24分ごろ | 1時42分ごろ |
予報時刻の数分前から空を見上げておくと、シャッターチャンスや感動の瞬間を逃さずに済みます。
「しし座の心臓」と呼ばれるレグルス
1. 実は「超高速」で回転している
レグルスは、まるでおもちゃのコマのように猛烈なスピードで自転しています。
その速度は秒速約317km。もしこれ以上少しでも速く回ったら、自分自身の遠心力でバラバラに飛び散ってしまうと言われるほどの限界ギリギリの速さです。この高速回転のせいで、レグルスはきれいな球形ではなく、「つぶれた卵のような形」をしていると考えられています。
2. 「4つの星」が作り出す大家族
夜空では1つの明るい星に見えるレグルスですが、実は4つの星が集まった「多重連星」です。
中心で激しく回っている主星のペアに加え、少し離れたところにもう2つの小さな星が互いに回り合いながら、レグルス全体の家族を構成しています。宇宙のダイナミックな繋がりを感じさせるエピソードです。
3. 古代エジプトでは「王の星」だった
ラテン語で「小さな王(Regulus)」を意味するこの星は、古くから特別な存在でした。 古代ペルシャでは、天の4つの重要な方向を守る「ロイヤル・スター(王の星)」の筆頭とされ、「富と権力を司る星」として崇められていました。しし座の心臓というだけでなく、まさに星々のリーダー的存在だったのですね。
4. 太陽の通り道「黄道」のすぐそばにいる
レグルスが今回のように月に隠されたり(レグルス食)、惑星と急接近したりするのは、レグルスが「黄道(太陽の通り道)」のほぼ真上に位置しているからです。 1等星の中でこれほど黄道に近い星は珍しく、そのため古来より惑星や月とのドラマチックな共演を一番多く見せてくれる星でもあります。
観察の準備をしよう
今回のレグルス食をより楽しむために、以下の準備がおすすめです。
防寒対策を万全に! 1月の深夜は冷え込みます。カイロや温かい飲み物を用意して、無理のない範囲で観察してください。
双眼鏡があるとベスト 月が明るいため、双眼鏡があるとレグルスの姿をよりはっきりと捉えることができます。
正確な時間を確認 国立天文台の「今日のほしぞら」などで、詳しい位置を事前にシミュレーションしておくのも楽しいですよ。
2026年の幕開けを飾る「レグルス食」。 月としし座が織りなす一夜限りの共演を、ぜひその目で確かめてみてくださいね。




































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