2025年は“政治の記念日ラッシュ”!
2025年は、なんと政治にとっての「周年イベント」が大渋滞中の一年。
たとえば――
- 衆議院の第1回総選挙から135年(1890年に第1回)
- 男子普通選挙制度が始まって100年(1925年制定)
- 女性参政権が実現して80年(1945年)
- 選挙権年齢が18歳に引き下げられて10年(2015年)
そんなメモリアルイヤーのど真ん中で、第27回参議院議員通常選挙が7月20日に投票日を迎えます。(※トップ画像)
なにかと注目を集める参院選ですが、こんなことを思っている人いませんか?
「選挙ってよくわかんないけど、政治って右とか左とかあるよね…?」
そんなあなたに向けて、政治の「左右」や「タカ・ハト」、ついでに「右大臣・左大臣」まで全部まとめて、“楽しく・ちょっとだけ頭がよくなる”スタイルで解説していきます。

「右翼?タカ派?あれ、左大臣?ハトも出てきた??」
そんなあなたの頭の中でグルグルしている「右」と「左」、ここで一気にスッキリさせちゃいましょう。
最初に「右」と「左」に分かれた人たち
時は18世紀末、フランス。
革命で王様の首が危うい時代、国民議会で人々は議論をはじめました。
- 王様「もっと権力ちょうだい!」
- 革命家「いやいや、国民の自由が先だろ!」
このとき、王様を守りたい人たちは議長の右側に、革命バンザイ派は左側に座ったのが始まり。
こうして、歴史的に
右(右翼) | 左(左翼) |
保守派:王政支持、伝統大事 | 革新派:自由・平等・革命ラブ |
という「座る場所で思想がわかる」世界がスタート。それが今の「右翼・左翼」の元祖なんです。
ところ変わって日本では…
さて、日本にも「右」と「左」が昔からありました。
それがみんな大好き(?)右大臣・左大臣!
え、どっちが偉いって?…左大臣のほうが上です!
→ ですよね、現代人は「右の方が上」って思いがち。でも当時は**「左尊右卑(さそんうひ)」=左のほうがエライ**って考え方が中国から伝わってたのです。
つまり、
- 左大臣:お偉いさん No.2(実はNo.1になることも)
- 右大臣:お偉いさん No.3
「右大臣の方が強そうに見えるのに〜」って現代人の感覚は、もうちょっと後にできた文化なんです。
タカとハトが空を飛ぶ
で、現代の政治を見てみると…なんか空からタカとハトが飛んできます。
これ、外交・安全保障用語なんです。
タカ派(Hawk) | ハト派(Dove) |
強気・軍備OK・抑止力! | 平和第一!対話しようぜ! |
つまり、
- 「なんかヤバそうだし、ミサイル用意しとこうよ」→タカ派
- 「いやいや、まず話し合いしようよ〜」→ハト派
って感じ。
「右翼=タカ派、左翼=ハト派」って思ってません?
実は、必ずしも一致しないんです。
例えば:
- 「経済はバリバリ自由主義だけど、戦争はイヤ」みたいな人=経済右派 × 外交ハト派
- 「社会福祉は超重視だけど、国防は強化!」=左翼 × タカ派
こんなミックススタイルの人もいます。人生も政治も単純じゃないのです。
まとめのカオス
さあ、ここまで来たらもう一度整理しましょう。
用語 | 意味 | よくあるイメージ | 実は… |
右翼 | 保守派、伝統大事 | 天皇、軍備、国益重視 | 戦前からの継続性 |
左翼 | 革新派、平等好き | 福祉、反戦、護憲 | 戦後に台頭 |
タカ派 | 外交強硬 | 軍事力アップ派 | 平和も守るためという理屈 |
ハト派 | 外交穏健 | 話し合い重視 | 現実はけっこうハードだったりも |
右大臣 | 古代の役職 | なんか強そう | 実は左大臣の部下っぽい存在 |
左大臣 | 古代の役職 | なんか地味? | 実は右大臣より上 |
言葉って、ノリで覚えると危ないぞ
「右翼って危ない人たちでしょ?」「左翼ってみんな反対ばかりしてるでしょ?」みたいな雑なイメージで話すと、本質を見逃しがち。
歴史的背景とセットで考えると、グッと理解が深まります。
ちなみに:
- 「右翼のくせに平和主義」とか
- 「左翼なのに国防ガチ」とか
現代では全然アリです。
時代は変わり、人の立場も多様になってます。
おわりに:左右に振られる前に、真ん中で考えてみよう
「右か左か」「強気か穏健か」じゃなくて、
“なぜそういう立場になるのか”を知ることが、いちばん大事。
世の中にはタカのくせにハトの羽根つけてる人もいるし、左大臣のくせに右端に立ってる人だっている。
そんな不思議な世界を、ちょっと笑いながらでも見ていく目を持ちましょう。
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