神河町の三代つづく和菓子屋「菓旬処 彩sai(かしゅんどころさい)」では毎年、仙霊茶の新茶の時期に「新茶まつり」が開催(7月5日まで)。
仙霊茶とは。
享保元年(1716年)、神河の風土に目をつけた粟賀の里(現在の神河町粟賀町)の生蓮寺の住職が茶作りを奨励したのが始まり。
比較的冷涼で、適度に雨が降り、山々が霧に包まれ、清流に恵まれているのがこの地の特徴。享保10年(1725年)に、京都・宝鏡寺の宮様から「仙霊」の名を賜ったと言われています。
20年以上防虫防除、除草剤等の薬剤を使用していない安全な茶畑で丁寧に摘み取られたお茶はスッキリとした味わいの中に爽やかな甘み。
(画像・情報:菓旬処 彩さんより)
こだわりの一番茶。
その年の最初に摘み取った茶葉で作られたお茶「一番茶」。爽やかな香り、柔らかいうまみと甘みが特徴です。この一番茶のみを丁寧に石臼で粉末状に挽き、茶葉の栄養を丸ごとお菓子に詰め込みました。
自然豊かな神河町で大切に育てられた仙霊茶の茶葉をお菓子に使用するためには、粉茶にする必要があります。
その際、機械を使用して茶葉を粉砕してしまうと、摩擦熱が発生することにより茶葉に熱が入り、どうしても苦味が強くなってしまいます。
そこで!
甘くて旨味のある仙霊茶、何とかその美味しさをそのままお菓子に詰め込みたい!との想いで導入したのが、昔ながらの石臼。
石臼で挽くと摩擦熱の発生が抑えられ、茶葉の甘みと旨味がそのまま引き出せるのです。
何度も何度も挽きなおすことで、最終的にはキメの細かな粉茶に
仙霊茶どら
しっとり焼き上げたどら焼きの生地には、石臼で挽いた神河町のお茶 仙霊茶が練りこんであります。
お茶のほろ苦さがアクセントの皮にサンドされた甘さ控えめの粒あんは、北海道産の小豆を神河町に湧き出る天然水で炊き上げた自家製のあんこ。少し小ぶりのどら焼きです。
お茶わらび
本わらび粉の割合が多い当店のわらび餅は、噛みごたえがあり、もっちもちの食感が特徴です。
そのわらび餅に、石臼で挽いた仙霊茶の粉茶を練り込み、きな粉の香ばしさとお茶の香りが爽やかなお茶わらびに仕上げています。
蒸しどら一番茶
お茶のほろ苦さと粒あんの程よい甘さ、求肥の食感がマッチした新茶の和菓子。
新茶を練り込んだ生地を蒸し、柔らかい求肥のお餅と自家製の粒あんをサンドした和菓子です、
一番星★大福
石臼できめ細かく挽いた仙霊茶を生クリームに練り込み、白あんでコーティング。そして仙霊茶を練りこんだ柔らかい滋賀県産の羽二重餅で包んだ、この時期限定の大福!
生クリームベースの大福の為、気温が高い夏場の製造が難しく、イベント期間限定商品。
"涼"を感じるスイーツも。
冷やしみたらし
島根県の奥出雲で天然醸造の醤油づくりを続けるお醤油屋さんがあります。
そこで作られている古式醤油は、芳醇な香りと風味豊かな味わいが特徴です。
深みある醤油に昆布から出汁をとり、甘辛く煮詰めたタレ。
普通のお団子にからめるだけでは何か物足りなかったので、アクセントとしてクルミを混ぜたお団子にしてみました。
ふるーつ大福
旬のフルーツを丸ごとゴロンと、柔らかい羽二重餅で包んだジューシーな大福です。
みかん、パイナップル、キウイを中心に、白桃、メロン、スイカなど、旬のフルーツを追いかけながら展開していきます。
冷くずバー|罪悪感無く食べれる新食感スイーツ
和菓子の材料に使われるあの葛で作ったアイスバーです。ぷるんぷるんで、もっちもちとっても不思議な食感。
乳脂肪分が含まれていないので、ずっしり満腹感があるのにとっても低カロリー♪
罪悪感無く食べれる「溶けない」アイスバーはいかが?(みかん、パイナップル、桃、ぶどうの4種類)
基本情報
場所
- 〒679-2414 兵庫県神崎郡神河町粟賀町580番地(MAP)
- 電話番号:0790-32-0039
- 営業時間8:30~18:00
- 定休日:毎週水曜日(ただし、水曜日が祝祭日の場合は営業)
月に数回、火曜日不定休
COMMENT
「仙霊茶を和菓子に。新茶を食する和スイーツまつり|菓旬処 彩」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。