2022年7月21日の深夜から22日未明にかけて、月が火星を覆う「火星食」が九州以西を除く日本広域で見ることができます。
夜に火星食が観測できるのは1998年11月以来の24年ぶり。
兵庫県など関東の大部分から中部、近畿、中国、四国の各地方では火星が月に隠れた状態で昇ってきて、月の暗い縁から出現のみ地平線上で見ることができます。
火星が月から出現し出現完了(火星食の終わり)までは約20秒程度のため、観測するためには少し早めの準備が必要となりそうです。
©National Astronomical Observatory of Japan.
「火星食」2022
国立天文台によれば、各地の月の出の前後に起こり、関東の大部分から中部、近畿、中国、四国の各地方では、火星が月に隠れた状態で昇ってきて、出現のみ地平線上で見ることができるよう。
日本の北東側では、地平線上に昇ってから火星の潜入が起こり、全経過を見ることができる地域も。
なお、極めて低い高度(姫路市では月の高度3°~3.1°)で起きるので、東の地平線付近まで地上の障害物や雲・霞などが無く開けている場所がいいでしょう。
©National Astronomical Observatory of Japan.
都市別の「火星食」
都市 | 月から火星の出現開始 |
姫路(姫路城あたり) | 2022/07/22 0:15:57 |
東京 | 2022/07/22 0:15:17 |
名古屋 | 2022/07/22 0:15:33 |
京都 | 2022/07/22 0:15:48 |
広島 | 2022/07/22 0:16:07 |
※出現開始から出現終了までは約20秒。経度緯度により出現時刻は異なりますが目安としては22日の0時15分から16分。
「姫路市(夢前町)」での見え方
©National Astronomical Observatory of Japan.
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