兵庫県姫路市の誇り、世界遺産の姫路城が、オーストリア・ウィーンにある壮麗なシェーンブルン宮殿と、このたび姉妹城提携が結ばれることになりました。
この歴史的な提携を結ぶ調印式が、来る令和7年5月24日(土曜日)に姫路城の西の丸庭園で行われる予定です。
なお、調印式の準備のため、令和7年5月24日(土曜日)午前9時から午前12時までの間、西の丸庭園への立ち入りができなくなります。
姉妹城提携
今回の姉妹城提携は、昨年11月に姫路市長がシェーンブルン宮殿を訪問したことがきっかけで、両者が基本合意に至ったもの。
大阪・関西万博の開催に合わせて来日するオーストリア共和国大統領の立ち会いのもと、正式に調印が行われます。
調印式には、姫路市の清元秀泰市長と、オーストリア共和国のハットマンスドルファー経済・エネルギー・観光大臣が署名。
さらに、ファン・デア・ベレン大統領も立ち会うという、大変重要な式典となります。
式典では、シェーンブルン宮殿管弦楽団による美しい演奏も予定されているとのこと。日本の誇りである姫路城で、異国の音楽が響き渡ります。
同日の正午からは、ホテルモントレ姫路で歓迎レセプションも開催。
こちらには、両国の関係者に加え、地元の企業関係者なども参加し、友好を深める場となることでしょう。日本の伝統芸能である箏や尺八の演奏も披露される予定で、国際色豊かな交流が期待されます。
シェーンブルン宮殿は、17世紀末に建設が始まり、マリア・テレジア女帝の時代に夏の離宮として発展した、歴史と美しさを兼ね備えた宮殿です。
広大な庭園とともに、1996年にはユネスコの世界文化遺産にも登録されています。
今回の姉妹城提携を機に、姫路市とオーストリアの間では、観光はもちろんのこと、経済、文化、教育など、幅広い分野での交流が活発になることが期待されています。
世界に誇る二つの城が手を取り合うことで、どんな新しい物語が生まれるのでしょうか。今後の展開が楽しみです。
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