兵庫県朝来市(朝来市和田山町市御堂 村落内)に、日本の伝統文化をじっくりと体験できる特別な宿が誕生。
その名も「市御堂(いちみどう)」。築120年の趣ある古民家を丁寧にリノベーションし、一日一組限定の一棟貸しという贅沢な空間が、2025年4月にオープンしました。
時を超えて蘇る、日本の家屋
「市御堂」は、オーナーの温かい想いが詰まった場所です。
幼い頃、夏休みや冬休みに祖父母の家へ帰省し、優しい祖父との思い出が深く刻まれているという築120年の古民家。空き家となり、売却の話も出ていたこの大切な家を、「日本の伝統的な建築の美しさを残したい」という強い願いから、長年勤めた教員の職を辞し、改修を決意されました。
神戸との二拠点生活を送りながら、古民家の再生に情熱を注いだそうです。
古き良きものを大切に、快適な滞在を
宿は、日本の農家の基本的な形である田の字の間取りや広い土間など、伝統的な建築様式をできる限りそのまま残しています。
一方で、キッチン、浴室、トイレといった水回りは最新設備に。特に、五右衛門風呂を現代風にアレンジした浴室は、特別な体験となるでしょう。
「日本の手仕事」に触れる、心豊かな時間
「市御堂」の魅力は、美しい日本の日用品を通して、非日常を体験できること。
信楽焼の土鍋で炊いたご飯、丹波立杭焼などの美しい器でいただく食事は、何気ない時間も豊かなものにしてくれます。
これらの日用品は、家主が旅先で出会い、心惹かれたものばかり。訪れるたびに、新しい発見があるかもしれません。
地域への想い、未来への願い
オーナーは、過疎化が進む農村地域の活性化にも強い想いを抱いています。
日本の各地には、その土地ならではの魅力的な産業や文化、そして美しい里山の風景があります。「市御堂」は、そうした魅力を観光という形で発信し、地域に活力を生み出すことを目指しています。
日本の気候風土と精神性の中で育まれてきた暮らしや建築様式、日用品には、長い年月を経てきたからこその美しさがあります。
「市御堂」で、日本の美しい暮らしと文化に触れる、心安らぐひとときを過ごしてみませんか?
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ご紹介ありがとうございます!4月にオープンしたばかりの宿、また、私個人で作った宿ですので、荒削りで、洗練されてない部分もありますが、日本の建築様式美はそれ
ご紹介ありがとうございます!4月にオープンしたばかりの宿、また、私個人で作った宿ですので、荒削りで、洗練されてない部分もありますが、日本の建築様式美はそれを補ってあまりあるものがあります。完全に快適ではないけれど、そこに日本の暮らしのよさがあります。ぜひ『市御堂』を体験しに来て下さい。(iPhone)