原油に対するガソリンの得率(精製割合)
ご存知の通り原油からは灯油や軽油やジェット燃料、アスファルトからパラフィンまで多種多用途の製品が精製の過程で作り出されます。
日本で原油の輸入、精製、石油製品の全国的な販売を行っている企業団体として創立された基幹的産業団体である石油連盟の資料によると精製割合は次の通り。
データ:経済産業省「エネルギー統計」 表:石油連盟
種類 | 得率(精製される割合) |
ガソリン | 28.9% |
ナフサ | 9.8% |
ジェット燃料油 | 8.0% |
灯油 | 8.5% |
軽油 | 22.6% |
A重油 | 6.8% |
B・C重油 | 9.3% |
産出国によっても精製割合が異なるようですが資料によると年々ガソリンの得率はあがっており2017年時点で原油から28.9%がガソリンに精製されています。
ガソリン1リットルあたりの価格はどうできている?
ということは1バレル(159リットル)のうち、ガソリンは約46L(159×28.9%)できる計算に。
・1280円(1バレル)×28.9%=約370円(※1バレル1280円のうちのガソリンが占める割合)
・約370円/46L=約8円(※1リットルあたり)
精製コストや輸送コスト、利益などは別にしても最低でも1リットルあたり約70円(62.6円+8円)はかかるんですね。
最初に紹介した「南但石油 市川給油所」の場合、108.9円(99×1.1)-62.26円-8円=38.64円
さらにそこから精製や輸送コストをひくと一体いくら残るの???
COMMENT
「【市川町】ついにガソリン表示価格が100円を切っていた|ガソリンの価格はどう決まる?」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。
さらに1円下がって98円になってた
さらに下がって96円になってた