小林製薬株式会社と宍粟市は、日本酒の発祥地である宍粟市の酒蔵で「菌との共生」プロジェクトをスタートしました。
※トップ画像:©宍粟市
宍粟市と小林製薬は、2022年10月に宍粟市と「森林(もり)まち宍粟包括連携協定」を 締結、「日本酒発祥の地」、「発酵のふるさと」である宍粟市の発展に向けた取り組みを進めています。
「菌との共生」プロジェクトは取り組みの第一弾としてスタートするもので、小林製薬は持続性抗菌剤「KOBA-GUARD(コバガード)」を活用し、不要な菌に対する抗菌加工を支援。老松酒造と山陽盃酒造が、それぞれの酒蔵における不要な菌による問題を解決する取り組みを展開していきます。
老松酒造では、酒蔵見学時に見学者が通常の服装で入場できることから、雑菌の進入が課題となっていました。このため、持続性抗菌剤「KOBA-GUARD」を使用した抗菌法被を作成し、見学者に着用してもらうことで、酵母菌を雑菌から保護する取り組みが予定されています。
また山陽盃酒造は、他の酒蔵よりも衛生面にこだわった環境で酒造りを行っていますが、糖分によるカビの発生が頻繁で清掃に多くの時間と労力を要していました。そこで、食品に直接触れない部分である出入り口の床やドア、隙間部分のパッキンなどに「KOBA-GUARD」を加工し、カビの発生を抑制する取り組みを行うことが計画されています。
この取り組みにより、宍粟市の酒蔵での酒づくりの現場における不要な菌による問題が解決され、日本酒の品質向上に寄与することが期待されています。
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