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【赤缶】廃業でも「サクマ式ドロップス」は無くならない。思い出の味は薄荷とチョコ

【赤缶】思い出の味は薄荷とチョコ「サクマ式ドロップス」は無くならない
ニュース

缶入りキャンディといえば、誰もが一度は目にしたことがある「サクマ式ドロップス」と「サクマドロップス」。

その中でも赤い缶の「サクマ式ドロップス」を製造する佐久間製菓が、原材料価格の上昇やコロナ禍の影響を受け、2023年1月をもって廃業することが2022年11月9日に発表されました。

佐久間製菓といえば袋入りのキャンディも販売していますが、やはり「サクマ式ドロップス」は缶入りのイメージが強いですね。

【赤缶】思い出の味は薄荷とチョコ「サクマ式ドロップス」114年の歴史に幕

佐久間製菓 WEBサイトより

子どもの頃、缶の蓋を開けるのに苦労したり、スプーンを使って開けてもらったりした記憶が蘇ります。

【赤缶】思い出の味は薄荷とチョコ「サクマ式ドロップス」は無くならない

また、缶を傾けて飴を取り出すと、どの味が出てくるか分からないのも楽しいポイントでした。子どもにとって、ミント味は「ハズレ」と感じた方も多いのではないでしょうか。

映画『火垂るの墓』の「節子」をまねて空き缶に水を入れてジュースになるのか試した経験がありますが欠けた細かいアメがジャリジャリとする水だった記憶もいい思い出。

「サクマ式ドロップス」は1918年に商標登録され、現在は佐久間製菓株式会社とサクマ製菓株式会社の双方が権利を持っています。

今後は、サクマ製菓から「サクマ式ドロップス」が販売される可能性もあるようです。

©JPO and INPIT

廃業が明らかになった翌日

ニュースの発表後、オンラインショップでは「缶入りドロップス」を買い求めるユーザーが急増し、在庫がなくなる店舗も相次いでいる様子。中には価格が高騰している場合も確認。

【赤缶】思い出の味は薄荷とチョコ「サクマ式ドロップス」114年の歴史に幕

amazon.co.jp

【赤缶】思い出の味は薄荷とチョコ「サクマ式ドロップス」114年の歴史に幕

「佐久間製菓」と「サクマ製菓」

人によっては缶のイメージカラーは「赤」だったり「緑」だったり。

「サクマ」「ドロップス」という共通の言葉から二つを同じ商品と認識いる人も多いですが、厳密には別会社の商品。

佐久間製菓の前身は1908年( 明治41年)佐久間惣治郎が創業した佐久間惣次郎商店。新鮮な味覚と風味を生む独自の製法は「サクマ式製法」と呼ばれ、サクマ式ドロップスの登録商標を取得。

太平洋戦争で工場は戦火のため消失しましたが、1948年、関係が深かった横倉信之助により東京都池袋に工場を再建し佐久間製菓株式会社を再興しました。キャンディー缶の色は「赤」

なお、サクマ製菓は1947年、東京都渋谷にて創業された会社で佐久間製菓と同じ佐久間惣治郎商店が元。キャンディー缶の色は「緑」となっています。

サクマドロップス

まとめ

「サクマ式ドロップス」を製造してきた佐久間製菓は2023年1月で廃業を発表しましたが、「サクマ式ドロップス」の伝統や味わいはサクマ製菓によって今後も受け継がれる可能性があります。

この赤い缶でおなじみのキャンディは、多くの人にとって懐かしい思い出とともに親しまれてきました。廃業発表を受けて、通信販売でも人気が高まっている「サクマ式ドロップス」。世代を超えて愛されるその存在は、時代を経てもなお色褪せることがありません。

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