神河町は町の中心部にある 約18,900平方メートルの粟賀小学校跡地の活用に連携して取り組む事業者を2021年に公募していましたが、このたび受託候補者が二者選定。
事業内容は隣接する歴史的景観形成地区と連携できる、この地域または町全体のにぎわいづくり、産業振興、雇用促進、その他住民サービスの向上などに資する収益事業(向こう20年以上継続)の他、住民憩いの場となる公園、図書室機能を有したコミュニティ施設(以下「公園等」という。)を設置するというもの。
【神河町】粟賀小学校跡地活用の連携事業者を募集
神河町は町の中心部にある 約18,900平方メートルの粟賀小学校跡地の活用に連携して取り組む事業者を募集しています。提案書類は令和3年7月16日(金)まで受付中...
公募型プロポーザルを行った結果、16者から提案があり、選定委員会での一次審査・二次審査の審査結果、「設計事業者として求められる役割を理解した上で、豊富な経験・実績を有し、各テーマに対する優れた提案は実現可能性が高く、本業務が効率的・効果的に遂行されることが期待できる」として受託候補者が二者選定されました。
※トップ画像「第一受託候補者:株式会社東畑建築事務所 本社オフィス大阪」による提案イメージ
※実際に整備する施設の設計内容は今後ワークショップなどによる町民の意見を反映し、決定されます。
受託候補者の選定 結果
第一受託候補者 | 株式会社東畑建築事務所 本社オフィス大阪 |
第二受託候補者 | 株式会社隈研吾建築都市設計事務所 |
第一受託候補者 株式会社東畑建築事務所 本社オフィス大阪の提案
地域を担う人々が拠りどころとし、日常的に集う「まちのリビングルーム」のような公園があれば、さらに活き活きとした暮らしが生まれ、新しいつながりやまちの魅力発信の契機に。
COMMENT
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様々な年齢層が集まる,アクセスの面から他地域の方にも利用できるような施設かなと想像しています。2050の神河プランも相まって,これからの神河町をアピールす
様々な年齢層が集まる,アクセスの面から他地域の方にも利用できるような施設かなと想像しています。2050の神河プランも相まって,これからの神河町をアピールする視点からも素敵な施設になることを期待しています。神河町の魅力は何といっても「アクセスのよい豊かな自然」だと思っています。これは人口の多い南の地域からすればこれほど近くて,雄大な自然を感じられる町はないと思います。朝来や養父の自然も素晴らしいですが,都市部の方にとっては小1時間短い地域と考えるとアピールポイントと言えます。2050に向けて,神河町のこの資産を活かしていくには,街並みとの融合,地域産業の活性化だと思います。例えば,粟賀町にある施設であることから粟賀町との景観的融合は外せないと思います。石畳,昔の家づくり,瓦屋根…。調和することによって,施設に赴いた人が「せっかくだからその地域にくり出そう」とします。新しいものを取り入れることだけを考えれば時代とともに古く魅力がなくなっていくと思います。しかし,古いものを活かす・調和するという観点はいつの時代になっても魅力的にアップデートされていきます。今,SDGsが叫ばれていますが,街づくりについての持続可能性を考えてみると,西洋の街並みが想起されます。西洋の街並みは,中世の時代に整備された街を活かすことで時代を超えて愛されています。同じように,神河町を訪れた方,住んでいる人が自然と調和している町として,心癒されたり誇りを感じたりするような町になってほしいなと思います。今計画されている施設が,2050年にも調和し町のアピールポイントになっていれば素敵ですね。神河町に住んで10年,この町が大好きですので,これからも素敵な町であってほしいと願っています。(PC)