姫路方面から国道312号で北へ向かっていると、北近畿豊岡自動車道と交わるあたりで右手に県道136号線。
すぐ先には、おでかけポイントの高い「海鮮せんべい但馬(朝来市和田山町)」があるのですが、都合で年に何度か右手の136号線を通ることがあります。
※中央あたり
特に周辺に看板が出ているわけでもなく、少し高台にあるソレは数年気になっていたのですが2021年ようやく訪れることができました。
なにがあるのか
マップで示せばこのあたり
北を上にした場合、左手には「加都神社」、すこし離れて右手に「明王寺」という場所に例の赤いヤツが見えるのです。
神社関連の施設?
目的地に着くと、すぐ先には石作りの鳥居(左手)。おそらくは加都神社への参道なのでしょう。
ということは、やはり神社関係の建造物なのか?
見えてきた赤いソレ
えーっと「かつ青空広場」と書かれた門のようなもの。
どうやら神社とは関係が無さそう。さらに近づくと見えてきたのはなんだか立派な門。ローカルな遊園地でもあるのか、というような立派なたたずまい。
門をくぐった先には何があるのか、期待にわくわくが止まりません。
門の先には
(遊具いっぱいの公園じゃなかった・・・)
門の雰囲気で勝手に想像していた「うさ」の早とちりなのですが、そこには広いグラウンドがありました。
かつ青空広場(加都青空広場)
広場にあったモニュメントから、ここは「加都青空広場」で「加都」が「かつ」と読むことを理解。
かなりの広さをほこる広場ですが、2021年7月現在、Googleマップ上にその名称はなく、検索にも出てこない状況。地元の方の憩いの広場として使われているのでしょう。
件の看板
高台にあることから、和田山町加都を一望できる場所でもあるこちら。ふと見るとなにやら看板が立っています。
あぶない!さくのそとにでないこと。
見るからに看板の意図は分かるのですが、よくみるとなにやら但し書きがあります。
(ガケがある)
うん、ガケあるよね・・・・
(ガケがある)
え、あ、うん、ガケあるよね・・・・
静かな衝撃
え?何が衝撃なの?と思われた方もいらっしゃることでしょう。
こちらの看板の意図することをさらに丁寧に書くとすれば「柵の外にがガケがあり、(滑り落ちたり、落下してケガをするおそれがあるため)外に出ないこと」ということなのでしょうが、見るからにそこは崖。
注意看板というと
見た目ではちょっとわかりにくい事象に対して「落石注意(落石があるかも)」「感電注意(感電するかも)」「飛び出し注意(飛び出しがあるかも)」という危険予測を促すイメージですが、こちらの看板は目前にガケにも関わらず「ガケがある」。
うーん、理由を考えてみよう。
- 看板が平仮名で書かれていることから子どもに向けたメッセージ。ちびっこにはそもそもガケが見えないから注意
- 現在は見晴らしがいいが過去は木々や茂みでガケが見えなかった
考えられるとすればこのあたりでしょうか。
なんだか謎カケをされているような不思議な感覚を覚えたある日のことでした。
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