2025年9月24日、兵庫県神崎郡福崎町の田原小学校において、地元特産品である「もち麦」を活用した製麺体験が実施されました。児童たちは講師の説明に耳を傾けながら、楽しみつつも真剣に自らの手でもちむぎ麺づくりに挑戦しました。
福崎町特産「もち麦」

福崎町では、もち麦の栽培から加工・商品化に至るまでの一連の流れを地域内で完結させており、その中心的な役割を担っているのが「もち麦生産組合」です。こうした取り組みにより、もち麦は町を代表する特産品として広く知られるようになりました。
また、同組合では、地元の小中学生に対しても福崎町の特産であるもち麦の魅力を伝えるべく、学校への出前授業や食農教育活動を積極的に展開しています。
製麵体験


体験の前には、児童たちがもち麦の特徴や栽培の流れを学び、地域の農業への理解を深めました。続いて、講師からの説明を受けた後、いよいよ製麺作業がスタート。
児童たちは、生地を手のひらで押してこねたり、めん棒で丁寧にのばしたりと、初めての作業に戸惑いながらも真剣に取り組みました。完成した麺が次第に形になっていくと、自然と笑顔や歓声が広がりました。


出来上がった麺はその場で茹で上げられ、児童たちは自分の手で作ったもちむぎ麺の味を確かめるように味わい、達成感とともに福崎町の特産品の魅力を実感していました。


今回の製麺体験では、児童たちは生地をこねたり、麺を切ったりする中で「もち麦がこうして麺になるのか」と驚いた様子を見せていました。切った麺の太さが不ぞろいになっても、「自分で作った」という達成感から、できあがった麺を口にすると笑顔があふれていました。
体験を通して、児童たちは地元で育った食材に関心を寄せ、普段口にしている食べ物がどのように作られているのかを実感したようです。楽しさとともに学びを得た時間は、子どもたちの心に残るものとなったに違いありません。




































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