生野書院(朝来市生野町口銀谷)は、地域の子どもたちから大人まで、みんなで生野の歴史に触れられる新しい歴史絵本「たからの銀山」―明治はじめの生野鉱山のおはなし―を発刊しました。
この絵本は、小説家・水嶋元の「黄金の山中」を元に、明治初期の生野鉱山で奮闘した人々の姿を優しく描いています。
フランス人技師コワニエや初代鉱山長・朝倉盛明の近代化への情熱、それを支える鉱夫たちの苦悩や葛藤、そしてあの「生野鉱山焼き討ち事件」を乗り越え、近代的な鉱山へと発展していく様子が描かれています。
さらに、資材運搬のために作られた生野鉱山寮馬車道(銀の馬車道)の完成など、明治元年から10年間の人々の暮らしと鉱山の歩みが、温かいタッチで綴られています。物語を楽しみながら、自然と歴史を学べる一冊となっていますよ。
地域に根ざした取り組みと広がる学びの輪
今回の絵本は、令和7年5月5日に発刊た。
生野小学校の6年生や教職員、生野中学校の生徒・教職員、そして市内の各小中学校に合計200部が配布される予定です。
また、より多くの方にこの絵本を楽しんでいただけるよう、YouTubeでの読み聞かせ動画が朝来市のホームページでも掲載予定となっています。
この絵本を通して、子どもたちが地域の歴史に興味を持ち、生野の豊かな物語を次の世代へと繋いでいくきっかけになれば嬉しいですね。
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