コピーして貼り付けたら、範囲は合っているのに内容がちがう!
嘘だッ!
ビジネスシーンにおいて膨大なデータを加工、処理する場合にさまざまなツールがありますが、まだまだMicrosoft社が開発・販売するアプリケーションであるExcel(エクセル)のお世話になる企業も多いことでしょう。
エクセルは「表計算ソフト」ですが、セルと呼ばれるマス目の結合は自在なため、任意のレイアウトにすることが比較的容易。
表計算としてではなく、納品書などの単純に書類のテンプートとして利用されるケースも多いように思います。
さて、エクセルの簡単な説明は置いておいて本題。
貼り付け範囲がおかしい!?なぜ?
例としてA1からA10までに1、2、3・・・10と順に数字が入っていたとします。画像のようにA1からA10を選択し、コピー。C1に貼り付けを行った場合、
仕組みとしては同じ内容が反映されます。これが基本。
さて、当サイトではエリア内での新着トピックや重要なニュースをメインに発信していますが、2022年1月からの新型コロナ拡大による情報更新もそのひとつ。
兵庫県からは日々データが公開されていますが、当サイトでの公開ページについては兵庫県公開の当日データと反映済みの差分を反映し、更新している集計を行っています。
新規陽性者が増えたため、数日更新ができないと数万行という新規列が増える今日この頃。
作業としては(α「兵庫県最新版」β「手元シート」)
- ①αの最大ナンバーからβの最大番号を引く(プラス1)の範囲にセルを挿入
- ②エラーチェックのためA列のナンバーをオートフィルにて挿入
- ③「②」で挿入した番号が手元シートの番号(+1)で終了しているようであれば α のデータ行は正しいので次へ(違うようであれば重複行の可能性などあり)
- ④項目別にαの列をコピー、対象のβ行に貼り付け
- ⑤並び替え、内容の統一
というざっくり内容。
貼り付ける範囲が同じであればテキストデータは始点から同じ内容で貼り付けられる。
はず!
コロナ関連に限ったことではありませんが「扱いに細心の注意を要する」データのため、二重三重にチェックは行うようにしています。
貼り付け範囲がおかしい理由
考えられることとしては(貼り付けの方法が正しい、対象データがテキストである前提で)
- ①手元のデータがおかしい
- ②貼り付け元のデータがおかしい
- ③EXCELが壊れた
③はそもそもなので①、②をメインに考えます。
元データと挿入した行は合っている(はず)
貼り付けてみるとデータに変更が。「141717」が手元の最新でしたが、貼り付けてみるとデータが変わります。
再チェック
上までの流れで手元データと整合性が取れれば進むところですが、一致しないため、何かしら元データに問題がある可能性があるため再チェック。
左端に行を挿入し、新規でナンバーを振ってみます。
一致したため(一致しない場合は重複、欠落あり)、問題なさそうと進めていたのですが貼り付けは未だに合いません。
再々チェック
簡単ですが、さまざまなシーンで使えるIF関数。下の場合はB列とC列が一致しているかどうか。
これを最終セルまで入力し(実際には入力しませんが)、「1」がでなければOKという仕組み。チェックするだけの場合は左右を引いて「0」になるかならないか、というような式だともっとかんたん。
膨大なデータをフィルタリングする場合は「フィルター」をかけましょう。案の定「1(不一致)」となった箇所がありました。
あとは不一致となっている場所を修正すれば元データ範囲と貼り付け先が一致。
今回は元データのナンバーと検算で入れた番号の最初と最後が一致していたため、データ長に問題はなさそうに見えたことで沼りました。
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