2019年10月13日(日)改元を機に地域のにぎやかな祭りを取り戻そうと市川町上牛尾にある岩戸神社に上牛尾地区の4集落(寺家・塩谷・半瀬・岩戸)、下牛尾地区の2集落(市場・下岡)が約50年ぶりに岩戸神社へ宮入を行いました。
50年ほど前までは隔年で笠形神社、岩戸神社へ宮入を行っていた上牛尾、下牛尾両地区。高齢化や人口減少により祭り自体も内容が変わり、両神社の氏子でもある各地区では近くて遠い氏神神社への宮入は悲願となっていた部分も。
一時期は秋祭り自体開催されなかった集落もありましたが近年では下牛尾地区では市場、下岡2集落で屋台練りが行われ、上牛尾地区では各年で笠形会館(岩戸)、天然かさがた温泉せせらぎの湯(半瀬)、寺家公民館(寺家)へ屋台が集まり2018年には塩谷を加えた4集落での秋祭りが開催。半世紀ぶりの宮入に向けて着々と準備が進んでいました。
集結の朝
岩戸神社へ続く手前の集合に合わせて各地区それぞれ集まっていきます。
6集落が集結
岩戸神社へ続く約1200m手前が集合地点。
6台集合完了。連なって岩戸神社へ向かいます。
岩戸神社へ向かって
道中は宮入順となる岩戸(いわと)、半瀬(はんせ)、塩谷(しおだに)、寺家(じけ)、市場(いちば)、下岡(しもおか)の順。
岩戸神社
岩戸神社は正中元年(1324)この地に移され現在の本殿は寛保元年(1741)に建てられています。
建物は、本殿と拝殿、そしてその間に舞殿が付く構造となっています。
本殿の彫刻は特にすばらしく、丹波柏原町中井家一統の作として有名です。
岩戸神社へ各集落毎に宮入のあと屋台奉納、お祓い。その後は6集落合わせての餅撒きも。
宮入
年配の方でも岩戸神社へ宮入するのは初めて、という方も多く一世一代のイベントを見ようと各地区から多くの人が集まりました。普段顔を合わすことはあっても氏子として屋台が揃うのは約50年ぶりということで「久しぶり」「よーきたったなー(よく無事こられました)」と感慨深げな声も。地域をもっとにぎやかにしようと改元を機に約50年ぶりに集結。
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