2024年10月3日、兵庫県神崎郡福崎町にある福崎小学校で、福伸電機株式会社の手話ダンスチーム「チームフクシン」を招いて、手話ダンスワークショップが行われました。
ワークショップには同校の3年生66名が参加し、手話とダンスを通じて新たなコミュニケーションの形を学びました。
チームフクシンの活動とは?
「チームフクシン」は、2023年に福崎町で開催された「第一回 手話ダンス甲子園」をきっかけに結成され、大会への出場の他、手話とダンスを組み合わせた新しい表現方法を広めています。
これまでにも姫路市や加西市の小学校などで手話ダンスのワークショップを実施し、手話を楽しく学べる機会を提供してきました。
手話への興味を高める
今回のワークショップで児童たちは、手話ダンス大会で入賞経験を持つ「チームフクシン」のパフォーマンスを見学し、グループに分かれてメンバーから直接手話を学びました。
また、それぞれのグループが習得した手話を披露する場も設けられ、参加者全員が主体的に取り組む姿が見られました。
「手話とこの学年は縁も深い」という福崎小学校の千家校長。
今回参加した3年生たちは、1年生の時に6年生を送る会で手話を披露した経験があり、2年次には手話授業で手話を学んだ経験も。今回のワークショップを通じて手話、共生の社会にも関心を持ってもらえれば、と話します。
クラスメートの中には「手話ダンス甲子園」に出場した児童もおり、手話への関心が非常に高いことが伺えました。
福崎町の手話推進の取り組み
福崎町では、令和6年9月27日の定例議会において「手話言語条例」が可決され、令和6年10月1日に施行されました。
この条例は、手話を町民生活における重要なコミュニケーションツールとして位置づけ、すべての町民が安全・安心に暮らせる地域社会の実現を目指しており、町やその近隣の学校での取り組みは、手話が身近なコミュニケーション手段として広まる大きな一歩となっています。
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