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サル痘、国内1例目が確認

厚生労働省

厚生労働省は25日、東京都で男性1名がサル痘の陽性確定したことを発表しました。国内で確認されたサル痘の感染事例は初。

男性は欧州への海外渡航歴があり、渡航先にて、その後サル痘と診断された者との接触歴有。

サル痘は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号)において、4類感染症に指定されており、届出義務の対象。

「サル痘」とは

サル痘ウイルスによる急性発疹性疾患。

これまでアフリカ大陸の流行地域(アフリカ大陸西部から中央部)で主に発生が確認されていましたが、2022年5月以降海外渡航歴のないサル痘患者が欧米等を中心に世界各国で確認されています。

病原体ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属のサル痘ウイルス
感染経路主にアフリカ大陸に生息するリスなどのげっ歯類が自然宿主とされており、感染した動物に噛まれたり、感染した動物の血液、体液、皮膚病変(発疹部位)との接触による感染。
潜伏期間7~14日(最大5~21日)とされています。
症状・発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0-5日程度持続し、発熱1-3日後に発疹が出現。
・皮疹は顔面や四肢に多く出現し、徐々に隆起して水疱、膿疱、痂皮となる。
・多くの場合2-4週間持続し自然軽快するものの、小児例や、あるいは曝露の程度、患者の健康状態、合併症などにより重症化することがある。
・皮膚の二次感染、気管支肺炎、敗血症、脳炎、角膜炎などの合併症を起こすことがある。
対策サル痘の流行地では、げっ歯類やサル・ウサギなどの動物との接触や、感染が疑われる人の飛沫・体液等を避ける、手指衛生を行うなど、感染予防対策を心がけ、感染が疑われる場合には、直ちに医師の診察を受けてください。

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