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まぼろしの銘柄「三笑」庭田神社で蔵出式│宍粟市

まぼろしの銘柄「三笑」庭田神社で蔵出式│宍粟市
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日本酒発祥の地と言われる、庭田神社(宍粟市一宮町)で11日、地酒「三笑」の蔵出式が行われ酒蔵通り商店街や商工会などの関係者らが集い、出荷を祝いました。

三笑は、江戸時代の天保元年(1830)に酒造を始めた有限会社・本家門前屋の銘柄ですが醸造・販売は1977年で終了。地域づくりの一助として市内山崎町の老松酒造と山陽盃酒造が2018年に復活させたもの。

三笑という名称は中国故事の「虎渓三笑(こけいさんしょう)」にちなんだもので「儒教・仏教・道教における三人の賢者が話しに夢中のあまり、虎渓を超え気がつくと思いも掛けないところまで来ていて大笑いした」という儒仏道の三教一体を表す故事で、「立場を超えて夢中になって投合する」といった意味も。

さしづめ「地域」「酒造メーカー」「消費者」三者の笑みがこぼれるお酒、といったところでしょうか。販売は市内限定。

画像©宍粟市

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