古民家を改装した「なにか」が市川町下瀬加で作られている!というお話を聞いておじゃましてきました。
(※2019年1月17日(木)オープン)
場所
- 〒679-2304 兵庫県神崎郡市川町下瀬加(天満神社すぐ前)(MAP)
この日は工事の真っ最中。様子を拝見すると確かに一般の方の住居というにはちょっと大きな設備があったり。
「あー、ちょっとまって。会長もうすぐ来るから」
会長?
こちらを手がけられているのは同じく市川町下瀬加のギフト小売・リフォーム事業「ベルヴィ株式会社」の宮崎会長。会社とは関係なく個人で行われています。(以下:宮崎さん)
いろり勢賀の郷(せかのさと)
地域のお米や野菜、播州百日どりや猪を囲炉裏で。
「ここ(瀬加)には米もある、野菜もある、近くに猟師さんもいっぱいいて猪なども獲れる。それを囲炉裏で調理して提供するお店にしたい」と宮崎さん。
また水の良さから味に定評のある瀬加米(瀬加産のお米)をつきたてのお餅やぜんざいにしてふるまうことも検討されている様子。
築130年の古民家
明治21年築というこちらの建物は2018年現在築130年。空き家となっていたこちらは梁などはそのままに食事が提供できる空間にリノベーション。
改装中のお店の様子
料理はお店の内外合わせて15卓(15×4人=60名)をご用意できるスペース。
四季折々の景色を楽しめる
2018年12月1日現在、山には紅葉した木々が一面に。お店の前には天満神社。お店の庭には滝や水の流れが楽しめるつくりに。また外では床机台でお食事を頂ける予定。
「お店を起点に由緒ある天満神社も賑やかにしたいですね」
お店のすぐ前にある天満神社(瀬加の大宮・郡天神・瀬加の天神社)は羽柴秀吉も勝利祈願に参ったという由緒のある神社(※兵庫神社庁)で神崎郡唯一の鎮座(神様がいらっしゃる)と書かれています。
お店の名前の由来
「勢賀というわけは、応神天皇がこの川で狩をなされた際に多くの猪・鹿をここにセキ(逃げ道をふさぎ、追い)出しされたことから勢賀と言います。」(播磨国風土記 | 神前郡川辺里条)
播磨国風土記に思いを馳せながらお料理を楽しむのもいいかもしれません。
街には村を。村には街を。
数名の有志で地域活性化の方法を模索されたようですが具体的な結果に至らなかったようで単独でこちらの古民家の改装を決意。地域の方はもちろんのこと、地域外の方にも勢賀を楽しんで頂けるよう瀬加産のお米や野菜や猪、鶏を囲炉裏で調理し、景色と歴史を楽しめるお店に。
「街には安らげる村を。村には人が集まる街が必要だと思うんですよ。」
と宮崎さん。人口が減るこの村に新たな賑やかしとして「街」を製作中。
基本情報
- 所在地 〒679-2304 兵庫県神崎郡市川町下瀬加1027(天満神社すぐ前)(MAP)
- 営業日:木・日(11:00~15:00)金・土(11:00~15:00 18:00~21:00)
- ※オープンは2019年1月17日(木)
※記事は作成日2018/12/01時点のものになります。
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