兵庫県福崎町に本社を置く福伸電機株式会社が、2026年1月、大阪公立大学大学院工学研究科の有馬研究室(中百舌鳥キャンパス)へ、アームロボット1台を寄贈しました。
本寄贈は、海洋システム工学や海中ロボット工学分野に携わる学生の研究活動支援を目的としたものです。
寄贈の経緯
今回の支援は、福伸電機の人事総務部長と大阪公立大学の有馬教授に以前から面識があったことがきっかけで実現しました。
同社内で遊休状態となっていたアームロボットについて意見交換を行う中で、学生の研究活動に有効活用できることが判明し、今回の寄贈に至ったとのこと。
研究における具体的な活用内容
寄贈されたアームロボットは、海中における人の動作再現やロボットの運動性能の検証に活用されます。
具体的には、アームの先端にダイビングなどで使用するフィンを取り付け、水中で人間がバタ足を行う動作を再現します。
これにより、数値流体力学(CFD)によるシミュレーション結果と実際の挙動との差異を水槽実験で検証することが可能に。
この研究は、ダイバーの生理的・心理的負担を軽減する潜水機材の開発や、将来的な自律型海中ロボット(AUV)の制御技術の高度化に寄与することが期待されています。
搬入当日の様子
2026年1月21日、福伸電機の担当者が大阪公立大学の中百舌鳥キャンパスを訪問し、海中システム実験室へ直接ロボットを搬入しました。
当日は、有馬教授とともに研究室の学生である石原さんが立ち会いました。
石原さんは、同社の生産技術部長から基本的な操作説明を受けたのち、実際に操作。今後の研究活動においても、円滑な活用が見込まれています。
大阪公立大学 大学院工学研究科 有馬教授のコメント
「今回、福伸電機様よりアームロボットをご寄贈いただき、誠にありがとうございます。本研究室では、人間工学や海中ロボット工学の観点からロボットの運動解析に取り組んでおり、実機を用いた検証が可能になることは、学生にとっても定量的な理解を深める大変貴重な学びの機会になると期待しています。」
(参考情報)
有馬研究室の研究内容(自律型海中ロボットや海洋環境のモニタリング等)については、以下の公開動画にて詳細が解説されています。
YouTube: 自律型海中ロボットと海洋環境生態系のモニタリング
福伸電機株式会社の姿勢
福伸電機は、ものづくり企業として培ってきた技術や設備を教育・研究の現場で活用することが、次世代人材の育成や新たな技術創出につながると考えています。
























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