姫路市で計画されている「(仮称)道の駅姫路」の整備・運営事業について、事業者の方々との間で交わされた「直接対話」の結果が14日、公表されました。
これは、入札に参加する方々が抱える疑問や提案を市に確認し、事業計画をより明確にするための大切なプロセスです。
この道の駅が、地域にとって、そして訪れる人々にとって、どのような場所になるのか。
その実現に向けて、どのような点が話し合われたのかを、やさしい言葉でご紹介します。
運営に関するお金とルールについて
経営が大変になったら?
物価の急激な上昇などで道の駅の経営が厳しくなった場合、市に支払う「納付金」の料率を見直す協議を求めることができる、ということが改めて確認されました。市は、それ以外の特別な支援は今のところ考えていないとのことです。
「環境にやさしい設備」の導入は誰が費用を出すの?
太陽光発電設備など、環境への負荷が少ない設備の導入費用は、基本的に市が負担します。ただし、事業者の自由な提案や追加工事(B・C工事)に関する費用は、事業者の負担となります。
建物の修繕費用は?
道の駅の施設(地域振興施設)で修繕が必要になった場合の費用は、すべて事業者の負担で行うことになります。
施設の安全とデザインについて
道の駅を利用する方の「安全」や、施設をより良くするための「提案の自由度」に関する重要な話も出ています。
洪水対策は大丈夫?
建物が家屋倒壊等氾濫想定区域内にありますが、道の駅整備に合わせて土地を高くする(盛土)ことで、氾濫区域から外れる見込みとのこと。
万が一、予想を超える大雨が降った場合は、利用者を安全な場所にすぐに避難誘導します。
敷地の浸水高さを考慮した土地の計画高さを参考に、浸水や冠水に適切な敷地計画を行う必要があります。
駐車場の利用ルールは?
車番認識システムを導入するのは、駐車場の長期駐車や車中泊など、利用目的を逸脱した利用を防ぐためです。乗用車と大型車が対象で、混雑を避けるためゲートの設置はしません。
建物のデザイン変更はできる?
道路休憩施設などについて、要求水準を満たしていれば、敷地の境界線からの壁面位置や建物の形状の変更を提案することは可能です。
より魅力的な道の駅の提案が期待されますね!
その他、細かな使い勝手と計画の確認
道の駅の細かい機能や、計画を進める上での手続きについても話し合われました。
災害時の井戸はどうなる?
災害時に使う井戸の設置費用は市が負担しますが、維持管理は事業者が行うことになります。
高速バスは道の駅に入る?
高速バス(路線バス含む)は、道の駅の敷地内には引き込まず、国道沿いに整備予定のバス停を利用して運行する予定です。
フリースペースはどう使う?
フリースペースは、構造物で区切らなくても大丈夫ですが、複数のイベントが同時にできるよう、屋外用の電源コンセントや水栓などを整備する必要があります。
子どもの遊び場は?
屋内こども遊び場は、基本的に無料で利用することを想定しており、収益が見込めるコンテンツ(有料の遊具など)を設置することはできません。
ただし、道の駅全体の目的と相乗効果がある内容であれば、他の地域振興施設内に事業者の自主事業として設置することは可能です。
まとめ
今回の「直接対話」の結果から、「(仮称)道の駅姫路」が、安全で機能的、かつ地域の活性化に貢献できる施設となるよう、細部にわたる検討が進められていることが分かります。
事業者からの自由な提案を受け入れつつも、洪水対策や施設の維持管理、利用ルールなど、譲れないポイントはしっかりと押さえるという、市の方針が明確になりました。
新しい姫路の玄関口となる道の駅が、どんな素敵な姿でオープンするのか、これからも注目していきましょう。


































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ボランティア精神のある人を中心に他県と地域の人の交流になる場で広く世間を知ることが出来たらいいと思います。(Android)
ドックランがあれば嬉しいです。個人的に旅行や買物等は愛犬と一緒にお出かけ。群馬へ旅行の時は会員でしか入れない所もあり残念でしたが、他に無料で利用出来る場もあって楽しい旅行となりました。(Android)