八千種研修センター和室にて、毎週火曜日ヨガレッスンをしているヨーガ教室ONEです。
ヨガでは、体を動かすだけではなく呼吸の練習も行います。体⇔呼吸⇔心、と繫がっているので、呼吸を整えることはとても大切です。
本日は、呼吸法の1つである、自律神経を整える「片鼻呼吸法」のご紹介をします。
①自律神経とは
そもそも「自律神経」とは、ご存知でしょうか?
手や足と違い、神経は目に見えないのでイメージしづらいですよね。
自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つがあります。
交感神経は、やる気や気力をUPさせてくれる活動モードのときに働く神経。
副交感神経は、穏やかにリラックスしていている休息モードのときに働く神経。
日常生活を元気に送るためには、この交感神経と副交感神経のバランスが取れていることが、とても大切です。
バランスがいい状態というのは、日中は交感神経が働き、夜は副交感神経が活発になること。例えば、朝はスッキリと目覚めて、日中は元気に1日の仕事や用事をこなすことが出来る。夜は、お風呂で疲れが取れて、お布団に入ると気持ちよく眠れる。なんともない、普通の1日に思えます。
しかし、忙しい現代人は、朝起きても前日の疲れが取れずに身体がだるいままだったり、眠りにつこうと思っても神経が高ぶって眠れなかったりします。他にも、何日も食べていないのに食欲がない、とても暑い日なのに体は冷たい、悲しいのに涙が出ない、など心と体がバラバラな状態も自律神経が乱れている、といえます。
自律神経を整える手助けをしてくれる方法の1つが、「片鼻呼吸法」です。
②片鼻呼吸法をやってみよう!
それでは、実際にやってみましょう。
《片鼻呼吸法》
- 姿勢をまっすぐにして、楽に座ります。(あぐら・正座・椅子、なんでもOK)
- 右手の人差し指と中指を手の平へと曲げて、右膝の上に置きます。
- 姿勢まっすぐのまま、肩・首・目の力を抜いて、目を閉じます。
- 2.の姿勢のまま、吸って、吐いて、を2回繰り返します。
- 右の小鼻を親指で押さえて、左の鼻の穴から4秒かけて吸います。
- 左の小鼻を薬指で押さえて、8秒間息を止めます。
- 右鼻を押さえていた親指を放し、右の鼻の穴から8秒かけて吐きます。
- そのまま、右の鼻の穴から4秒かけて吸います。
- 右の小鼻を親指で押さえて、8秒間息を止めます。
- 左鼻を押さえていた薬指を放し、左の鼻の穴から8秒かけて吐きます。
これが1セットです。終わったら、両手を両ひざの上に置いて、両鼻で静かに気持ちよく呼吸をします。
- 1セット×4回から初めましょう。
- 最初は、息を止めずにやってみましょう。
- 左利きの場合は、↑の左右反対でしてください。
- 慣れてきたら、息を止める8秒間を10秒間へと長くします。
- 苦しくなったら、頑張りすぎず休みましょう。
- 片鼻ずつ呼吸を行うことで、左右のバランスが整い、自律神経が調整されます。
③どんな効果があるの?
自律神経が整うと期待される効果は、以下の通りです。
- 朝、スッキリ目が覚める。
- 疲れにくい体になる。
- ストレス・イライラが減る。
- 美味しくご飯が食べられる。
- 睡眠の質が上がる。
- 免疫力が上がる。
- 集中力が上がる。
仕事も遊びも、元気にイキイキと出来そうだね!
ヨガも呼吸法も、薬ではないので即効性はありません。しかし、長い目で生活の中に取り入れることで、体も呼吸も心も変わっている自分に気づく日が来ます。その日を楽しみに、ぜひ始めてみてくださいね。
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