障がい者雇用に触れる ― 加西市富田小学校4年生、福伸電機株式会社で社会見学

富田小学校（加西市窪田町）の4年生が、12月8日、障害者雇用に力を入れる福伸電機株式会社（本社：兵庫県神崎郡福崎町）で社会見学を行いました。

福伸電機株式会社（本社：兵庫県神崎郡福崎町）

富田小学校の4年生は令和5年度の「総合的な学習の時間」に福祉の学習で「人を喜ばせよう大作戦」を行っており、これまで地域にある高齢者施設を訪問し、利用者の方が笑顔になれるよう交流活動や、車いす体験など福祉教育が行われてきました。

10月には様々な人の立場を経験し、自分たちにできることを考えようと、手話ダンス体験ワークショップが開催、手話ダンスで活躍するチームフクシン（福伸電機株式会社）のメンバーと触れ合い、手話のすばらしさを体験した児童たち。

手話ダンス体験ワークショップ（2023/10）

児童からの手話ダンス体験ワークショップ感想文

今回はそんなチームフクシンのメンバーが働く会社を実際に訪問、障がい者雇用の現場を実際に学びました。

福伸電機本社では、この日のために覚えた手話でまず手話ダンスチームへあいさつ。

福伸電機の事業内容について説明を聞いた後は工場見学が行われました。

自動化が進む工場内では、児童たちの興味津々な表情が広がります。

福伸電機では、障害者雇用にも力を入れており、児童たちはその取り組みを実際に見学。社会見学を通じて、さまざまな立場でも等しく仕事に向き合う姿勢を学びました。

「チームフクシン」のメンバーを見つけて応援する児童たち

今回の社会見学ではクイズ、工場見学の他にも、敷地内での福祉車両ポルカーの試乗など様々な学習が盛り込まれ、児童たちも満足げ。

現状広く工場見学の実施は行っていない福伸電機株式会社ですが、今後地域とのつながりや企業へのロイヤリティ向上の取り組みとして工場見学の実施も検討されている様子。

富田小学校の児童たちが福祉学習を通じて地域を超えた企業とつながった校外学習。

手話ダンスの感動と、地域社会への理解が交わる時間を通じて、児童たちはまたひとつ福祉について学んだことでしょう。