福崎町、関西福祉大学、一社ART FUNKで進める「共生のまちづくり」の連携事業の一環として、5月12日(金)兵庫県立福崎高等学校にて、ユニバーサルアートツーリズム「まちブラ・アート」の生徒向け参加者説明会が開催されました。
まちブラ・アートは、特に若い重度障がい者や障がい児のアートへの参画のサポートとして、重度障がい児(者)がアート活動を行う際の移動や参加手続き等の支援を同年代の学生がグループとなり支援に取り組むボランティア活動。
三者連携をもとに、福崎町からさらに広域に学生ボランティアグループのプラットフォーム化を全国にすすめ、ユニバーサル社会の実現を目指します。
今回の説明会は5月28日に開催が予定されている全国初となる重度障がい者対象のダンスバトル「PARAART SESSION」へのボランタリー活動参加についてで、高校生は障がい者の会場への移動支援を行い、会場では共にイベントを楽しみます。
障がい者向けの自治体等の公助や家族で支える自助はあっても友達、同僚のような対等な互助の仕組みはない(あっても限りなく少ない)というのは日本パラアート協会の阿部事務局長。
「高校生という輝かしい人たちが、(障がい者互助の仕組み)ゼロから1を作ってほしい」と期待をよせました。
説明会に参加した小畑 光希(こばた みつき)さんは、「自身の部活動の経験を生かして今回のボランティア活動につなげていきたい」とコメント。
「中学校の時は参加する勇気が無かった、今回の話をきっかけに自身も成長したい。障がい者のことを知りたい」というのは佐想 明音(さそう あかね)さん。
村瀬 由衣(むらせ ゆい)さんは「いつも助けてもらってばかりで、助けてくれる人が輝いて見えた。過去には障がい者の同級生も居たがうまく接してするこができていたのか不安。この機会に活動に参加し、障がい者との関わり方について学びたい」と話しています。
なお、ダンスバトル「PARAART SESSION」を含む「PARAART SUMMIT HYOGO 2023」は現在参加希望障がい児(者)、参加学生ボランティアについても募集中となっています。
次ページ:「PARAART SUMMIT HYOGO 2023」参加方法など詳細