「ふく咲マーケット」知ってほしい！障害者就労支援の取り組み│福崎町

9月は「障害者雇用支援月間」。障害者の職業的自立を支援するため、厚生労働省、都道府県と協力して、さまざまな啓発活動が展開されており、9月2日、福崎町役場前で「ふく咲マーケット」が行われました。

「ふく咲マーケット」は新型コロナウイルスの影響を受け、売り上げが低迷した「就労継続支援事業所」を支援すべく2020年10月より始まったもので、障害者雇用支援月間の啓発と、就労継続支援事業所の活動の周知及びPRを行うため香寺町を含む旧神崎郡内の8事業所の特設ブースが設置され、焼き菓子や手作りパン、野菜や花などが並びました。

出店したのは「作業所はりまっ子福崎店（福崎町西田原）」「峰の会作業所（福崎町西田原）」「たかはしサポートセンター（福崎町高橋）」「ゆうかり作業所（市川町甘地）」「きっと（市川町西川辺）」「ろっこうの木（市川町上瀬加）」「かみかわ倶楽部（神河町中村）」「菜の花（姫路市香寺町）」

イベントなどの減少で販売機会を創出すべくはじまった「ふく咲マーケット」ですが、2020年と比較すると個別での取引先が増えた、というのは町内の峰の会作業所（就労継続支援B型事業所 ）。マーケットでの露出が認知拡大の一助となっていることを実感されているようでした。次回の開催は12月を予定。

福崎町役場では引き続き障害者就労支援の取り組みを支援していきます。

「ふく咲マーケット」での販売物などの様子

各事業所とも就労支援として「障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく」農福連携等による取り組み、地域との連携が行われている様子。

作業所はりまっ子福崎店

他の市町でも事業所がある「はりまっ子」さん。この日は売れ筋のシフォンケーキは売り切れでした。

峰の会作業所

福崎町内の事業所らしく「もちむぎ」を使った焼き菓子を販売されていました。イベントへの出店から個別の取引先が増えているのだとか。

ろっこうの木

廃校となった瀬加中学校跡地で2021年から事業を行っている「ろっこうの木」。ふるさと納税にもなっている「市川きくらげ」、教室では水耕栽培でメロンの栽培も。

菜の花

香呂駅に新築移転した「障がい者支援事業所 菜の花」。普段は郵便局でも制作物の販売を行われているのだそう。

ゆうかり作業所

福崎町内では駅前観光交流センター、文珠荘でも商品の販売をおこなっている「ゆうかり作業所」。中播磨“はばたけ授産品コンクール2021”で銀賞を受賞した いち福神 はお土産に喜ばれます。

たかはしサポートセンター

地元営農組合が生産、製造、販売の袋詰めをたかはしサポートセンターがつとめ、農福連携に取り組んでいます。普段は旬菜蔵（JA）などで商品を販売。