文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課は10日、「マスクの着用が不要な場面及びそれに際した留意事項」について、最近の熱中症事案等を踏まえて各都道府県・指定都市教育委員会総務課・学校保健担当課等へ再徹底するよう連絡を行いました。
熱中症により多くの生徒が救急搬送される事案が複数件確認されており、今後更に気温や湿度、暑さ指数が高くなることが見込まれる中でマスクの着用について非常に憂慮すべき事態となっていることから、夏季におけるマスクの着用の考え方について改めて言及するもの。
概要
- 熱中症が命に関わる重大な問題であることを認識した上で、(マスクの着用による)児童生徒に対して危険性を適切に指導するとともに、保護者等に対しても(マスクを外すことについて)理解・協力を求めること
- 体育の授業、運動部活動の活動中、登下校時等、特に熱中症のリスクが高いことが想定される場面では、熱中症対策を優先し、水分や塩分の適切な補給や、児童生徒に対してマスクを外すよう指導すること
- 身体的距離の確保、近距離での会話を控える、換気の徹底等の対策に加え、運動部活動については各競技団体が作成するガイドライン等を踏まえた取組を行うなどの工夫を検討し、必要な対応を取ること
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