(画像・情報:市川町観光協会さんより)
ぶらり市川114p 下瀬加のお話
【幾百年か昔、下瀬加の鬼谷付近は人家が一軒もなく、小笹が生い茂っていました。ここは篠間が原と呼ばれ、狐や狸の住処となっていたそうです。ある日、下瀬加御舟の佐次兵衛さんがここを通りかかると、1匹の白狐を見つけました。白狐は水たまりの中から青い藻を引き上げて頭に乗せたかと思うと、二十歳ばかりの美しい娘に化けました。
そして、土饅頭をお餅に変え、重箱につめて歩き出しました。佐次兵衛さんが後をつけると、白狐は田中の仁兵衛さんの家へ入っていき、そこの娘になりすましていました。
そうとは知らない仁兵衛さんは、娘に化けた狐が持ってきた土饅頭を美味しそうに食べていたそうです。】
え…えげつない…( ゚д゚ )さらっと書かれてますけど、やってることはまさに鬼畜の所業じゃないですか…
何が怖いって狐の目的だとか、その光景を目撃しちゃった佐治さんが狐をどうしたとか、仁兵衛さんのおなかは大丈夫だったのかとかその後の事が一切書かれてないんですよね…。
謎が残って後味がもにゃもにゃっとする9つ目の怪和譚でした。
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