2025年8月3日(日)、兵庫県福崎町 辻川界隈にある趣のある古民家スペース「タケムラ」にて、日本民俗学の父として知られる柳田國男の生誕150年を記念した特別なイベント、「柳田國男ゆかりサミット」が開催されました。
未来へとつながる地域交流
このサミットには、かつて開催されていた「柳田國男ゆかりサミット」(昭和62年〜平成14年)に参加していた市町村から、4つの自治体が福崎町に集まりました。
残念ながら、台風の影響で茨城県利根町は欠席となりましたが、町長から心温まる祝電が届けられました。
各市町村の首長が一堂に会し、それぞれの地域に伝わる伝統や文化、そして柳田國男にまつわるエピソードについて活発な意見交換が行われました。
特に、人口減少が進む現代において、どのように地域コミュニティを維持し、発展させていくかという未来に向けた議論は、参加者全員にとって非常に重要なテーマとなりました。
生誕の地が再び結ぶ絆
福崎町長の尾﨑町長は、歓迎のあいさつで「民俗学のふるさと 柳田國男生誕の地へようこそ」と述べ、参加者への感謝を伝えました。
柳田國男の生誕地である福崎町では、毎年8月に、柳田國男とその兄である井上通泰の偉業を称える「山桃忌(さんとうき)」が開催されています。
今回のサミットは、この山桃忌に合わせて企画されたもので、幼少期を過ごした故郷福崎町で、改めて柳田國男の功績を称え、未来の地域づくりについて語り合う貴重な機会となりました。
参加市町村と柳田國男とのゆかり
今回のサミットに参加した市町村と、柳田國男との深い関係は以下の通り。
- 長野県飯田市: 柳田家の先祖が住んでいた土地
- 愛知県田原市: 柳田國男の著書『海上の道』の舞台となった場所
- 宮崎県椎葉村: 柳田國男が『後狩詞記(のちのかりことばのき)』を執筆した場所
- 岩手県遠野市: 柳田國男の代表作『遠野物語』が生まれた場所
- 兵庫県福崎町: 柳田國男の生誕の地
このサミットをきっかけに、各市町村の交流がさらに深まり、柳田國男が残した精神がこれからも多くの人々に受け継がれていくことでしょう。




































COMMENT
「【生誕150年】柳田國男ゆかりの地が集結!福崎町で未来につながる交流サミット開催」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。