日本が誇る世界遺産、姫路城。その美しい姿は多くの人々を魅了してやみませんが、かつての姫路城には今とは異なる景色が広がっていたことをご存じでしょうか?
昭和初期に計画された「三の丸復興計画」に焦点を当てた特別パネル展が、この夏、日本城郭研究センターで開催されます。
パネル展で紐解く、知られざる姫路城の歴史
かつて姫路城の三の丸には、石垣の上に櫓や土塀が連なり、広大な敷地には御殿や門など、壮麗な建造物が数多く立ち並んでいました。しかし、約400年もの長い歴史の中で、それらのほとんどは失われてしまいました。
そんな中、昭和初期に姫路城が文化財として保護されることになり、現存する建物の修理だけでなく、失われた往時の姿を取り戻そうとする「三の丸復興計画」が動き出したのです。
今回のパネル展では、この昭和初期に構想された復元計画の全貌を振り返るとともに、その後の三の丸復元に関する近年の動向についても詳しく紹介されます。
専門家による展示解説も! 貴重な話を聞けるチャンス
「もっと詳しく知りたい!」という方のために、専門職員による展示解説も開催されます。パネルを見ながら、姫路城の深い歴史や復元への情熱について、より深く理解できる貴重な機会です。
開催日時は以下の通り。
パネル展 | 令和7年7月12日(土)~令和7年8月31日(日) 午前10時~午後5時 |
休館日 | 毎週月曜日(祝日の場合はその翌平日)、7月17日(木)、8月21日(木) |
展示解説 | 令和7年7月26日(土)、令和7年8月17日(日) 各回 午前10時30分~11時00分、午後2時30分~3時00分 ※各回の内容は同じです。 |
開催場所 | 日本城郭研究センター2階廊下 (MAP) |
観覧料・参加費 | 無料 |
展示解説の定員は各回25名程度(先着順、小学生以下は保護者同伴)となっていますので、興味のある方はお早めに、日本城郭研究センター2階ラウンジへお越しください。
この夏は、姫路城の知られざる歴史に触れる旅に出てみませんか?
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