日本SF大賞を主催する一般社団法人 日本SF作家クラブは19日、「第43回日本SF大賞」における大賞、功績賞となった受賞作品について発表が行われました。
※トップ画像:第43回日本SF大賞 大賞作品
第43回日本SF大賞は、2021年9月1日より2022年8月31日までの間に発表されたSF作品の中から、もっとも優れた作品に贈られるもので、2023年2月19日、Zoomで行われた選考会(選考委員:井上雅彦・草上仁・小谷真理・斜線堂有紀・立原透耶の各氏)の結果、受賞作が決定。
大賞は『SFする思考 荒巻義雄評論集成』荒巻義雄(小鳥遊書房)、『残月記』小田雅久仁(双葉社)が受賞。
2015年度からは、SF界に功績大である死去者に与えられている功績賞は鹿野 司(サイエンスライター)、津原泰水(小説家)、八杉将司(小説家)の3名に贈られることが決定しました。
故・八杉将司氏
八杉 将司さんは兵庫県姫路市出身で2003年、第5回日本SF新人賞を受賞。2011年、日本SF作家クラブ公認ネットマガジンとして有志と「SF Prologue Wave」を立ち上げ、初代編集長に就任。
編集長退任後も同サイトの主要寄稿者であり続け、SF界に多くの作品を遺しました。2021年12月逝去。
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