2025年6月5日、兵庫県神崎郡福崎町にある八千種小学校の3年生19名が、地元特産「もち麦」の刈り取り体験を行いました。晴れわたる青空の下で子どもたちは鎌を手に、黄金色に実ったもち麦の収穫に挑戦しました。
子どもたちは学校からおよそ25分ほど歩き体験場所であるもち麦畑に到着。
もち麦畑を見つめながら、これから始まる収穫体験に期待を膨らませていました。

もち麦畑を見る子どもたち
もち麦は、もちもち・ぷちぷちとした食感が特徴です。
白米よりも食物繊維が豊富で、腸内環境の改善や血糖値の上昇を抑える効果が期待され、健康食として注目されています。白米と混ぜて炊いたり、サラダやスープに加えて手軽に楽しめます。
福崎町特産「もち麦」
福崎町では、もち麦の栽培から商品づくりに至るまで、すべてが地元で完結しており、その中心を担っているのが「もち麦生産組合」。この取り組みにより、もち麦は福崎町を象徴する特産品となっています。
もち麦生産組合では、地元の小中学生にも福崎町の特産品であるもち麦の魅力を知ってもらおうと、学校での出前授業や食農教育にも力を入れています。
刈り取り体験

刈り取る方法や注意点について
「こうやって刈り取るんだよ」と丁寧に指導を受けた子どもたちは、風に揺れるもち麦の根元をしっかりと握り、鎌を使ってザクザクと収穫を進めていきました。
はじめはおそるおそる鎌を動かしていた子も、次第に慣れてくると「とれた!」「見て見て!」と笑顔で声を上げながら、夢中になって刈り取りを楽しんでいました。
畑には、元気な笑い声と麦を刈る音が心地よく響いていました。
収穫後は、子どもたちは自分で選んだもち麦を短くカットしてもらい、持ち帰りやすいようにしていました。

持ち帰りやすいように短くカット
子どもたちにとって、今回の刈り取り体験はもち麦に対する興味・関心や、生育・発展に尽力する人々の姿を知り福崎町の特色を学ぶ機会になったことでしょう。
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