兵庫県神崎郡福崎町にある辻川山公園で31日、地元住民や消防団が参加する災害訓練が行われ、防災かまどベンチの設置方法と使用方法について確認が行われました。
防災かまどベンチは、災害時に炊き出し用のかまどとして機能するベンチ。
このベンチは、一般社団法人兵庫県市町職員互助会の助成金を活用して、2022年12月に設置されました。
辻川山公園には2つの防災かまどベンチが設置されており、平常時の観光用ベンチから防災かまどとして利用するには、かまど部分のパーツを取り外す必要があります。
取り外す際には工具が必要ですが、手作業で簡単に組み立てることができ、訓練では参加者がそれぞれのグループで10分以内に組み立てを完了。
「これからも地域内や消防団の防災訓練で活用してほしい」と福崎町。
参加者からは、「防災器具が身近にあることを確認できて有意義だった」「災害が起きた時の安心材料として役立つが、災害が起きないことを願う。周知させていきたい」といった声が寄せられました。
この防災かまどベンチは、地域の防災意識を高め、災害時の備えを強化するための貴重な器具として活用されています。
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