少子化の波。多可町教育委員会は第2次多可町学校規模適正化基本計画(案)を策定し21日公開。
その中で中学校については、町内3中学校(中町中学校・加美中学校・八千代中学校)を1校に統合、中学校の新校舎の建設・施設整備スケジュール、各種法定手続き等を勘案し、令和8年4月の開校を目指すこと、町内5つある小学校については当面は現状維持、継続審議とすることが述べられました。
子どもたちが集団の中で多様な考え方に触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて、思考力や判断力、表現力、問題解決能力等を育み、社会性や協調性を身につけさせていくには、一定規模の子どもたちの集団が確保されていることや、経験年数、専門性、男女比についてバランスのとれた教員集団が配置されていることが望ましい、と多可町教育委員会。
なお、今回発表された第2次多可町学校規模適正化基本計画は「案」であり、多可町教育委員会は広く町民からの意見を募集しています。
多可町では適正な学校規模を、小学校は「複式学級(異なる学年による児童・生徒を1学級に編制すること)が生じないこと」、中学校は「1学年2学級以上が確保できること」と定めています。
多可町教育委員会は平成26年3月に「第1次多可町学校規模適正化基本計画」を策定し、平成28年4月に、八千代区の3つの小学校を統合し、子どもたちのよりよい教育環境を確保するために学校再編が行われましたが、その後も児童生徒数は減少。
中学校においては令和2年度に初めて、1学年2学級以上が確保できない(クラス替えのできない)学年が発生し、今後も適正な学校規模が確保できない学年が増えると予測されています。
第2次多可町学校規模適正化基本計画(案)
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