春の季節、市川町の見逃せない光景の一つに山城「瀬加山城」があります。
瀬加山城の歴史
瀬加山城は嘉吉年間(1441〜1443)より築城され、赤松氏の一族・太田道祖が居城とした瀬加城は、麓からの高さが約100mの小規模の山城ですが、山頂には壇跡や敵の攻撃を封じる畝上堅堀(うねじょうたてほり)の跡が見られます。
瀬加城は落城の際、城主以下わずか70名で、
「門を開いて切って出よ。岡部の武士の働きを、後世の世に語り草に伝えるも死出の誉れ」
と、最後の盃を取り交わし喊声を上げて群がる敵陣の真っ只中に討ち死に覚悟で飛び込んでいった勇姿の話が秘伝として伝えられています。
瀬加城落城後、霊の弔いにと稲荷神社が建てられ、平成18年老朽化に伴い近くの神社に合祀。その後、戸柱神社に祀られています。
(瀬加村村史)
市川町のご先祖様のサムライ精神を偲びます。
山桜とさつき、頂上からの絶景に魅了されることと思います。
是非、ハイキングにお出かけください。
文・写真:市川町観光協会
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